今回のオススメ洋書はこれ

HAPPINESS IS... 500 things to be happy about

という本。これめちゃくちゃ良いです。

幸せとは何か。幸せだと感じる日常の些細なことが500個書かれています。

まず始めに、この本の良いところは以下になります。

・英語を読みながら日常にたくさんある小さな幸せに気付ける

・初心者~上級者問わずにほっこりして楽しめる内容

・初級者の英語の多読にもオススメ

・サクサク読め進められる

・日常生活での英語がたくさん

・語彙力強化に繋がる

・すべてにイラストがついていて単語や表現をイメージで勝手に覚えられる

・和訳を調べる必要がない

・英語を英語で理解する感覚がわかる

このように、挙げるとキリがないくらい良いところだらけ。

内容はさることながら、英語学習的な観点から言うと、今までぼくが読んだことのあるすべての洋書の中でダントツで一番オススメです。

ということで、どのような本なのか、なぜ英語学習者に一番オススメなのか、もう少し掘り下げて説明していきます。


疲れている人こそ読みたい内容

仕事や人間関係などで消耗している人が多いと思いますが、そんな人はぜひ読んでみてください。

英語で日常生活の中にある小さな幸せに500個出会えます。

読んでいてどれも共感すること間違いなし。

「あ~、わかるわー」と何回心の中で思ったことか。笑

なかなか生き辛い世の中ですが、幸せって日常に意外とたくさん溢れていることに気付けます。

そういった小さな幸せに気付けると明るい人生になりそうです。

幸せとは色々ありますが、「英語で本を読む」というのもそのうちの1つかもしれませんね。


英語での日常会話の語彙力がつきやすい

この本の内容ですが、Happiness is... という形の後に続くように、幸せなことがどんどん500個も紹介されていきます。

つまり、... に当たる部分は名詞もしくは名詞句(大きな名詞の塊)になります。

多くは名詞句になり、名詞句には動詞や形容詞なんかもたくさん含まれるので、名詞だけでなく動詞や形容詞なども同じバランスでたくさん覚えられます。

また、日常生活の中の幸せについてなので、普段の生活での会話で使えるような単語や表現だらけです。

そのまま英会話に活かすことができるということですね。


500個すべてにイラストがついている

ほっこりするイラストが500個の幸せなことすべてについているのですが、どれも描写が上手すぎて単語や表現がイメージしやすいです。

読書用の本のなのですが、ある意味イラストつきの英単語・表現集の役割を果たすこともできます。

市販で単語帳や表現集は腐るほど見かけるのですが、そのほとんどよりもこちらのほうが単語・表現集としてだいぶ優秀。


イラストのおかげで英語のイメージがわきやすい

普通の単語帳だと単語と和訳の意味の文字情報しかないので、なかなか英語がイメージしづらいのですが、この本は英語の意味や使われ方がスッと入りやすいです。

実際にいくつか見てみましょう。

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例えば、虫がとまるときは land を使いますが、自分に止まるならlands on me

イラストがあるので意味を調べる必要がないですし、印象に残るので覚えやすいはず。

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おんぶはpiggyback もしくはpiggyback ride と言います。

あの揺れるイス(日本語の名前わからない)は、rocking chair ですね。ぼくの家にも小さい頃にありました。

イラストのおかげで、このrocking chair のように、日本語を介さずに英語からスッと入ることができます。


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join a line just before it gets long 

bump into an old teacher 

こういったものもイラストのおかげで状況がイメージできます。イメージを思い浮かべられると単語や表現は一気に覚えやすくなります。


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blow out birthday candles

誕生日のロウソクを吹き消す。これも意味だけで覚えるよりも、イラストのおかげで覚えやすいはず。

そして意外と英語では言えないような表現ですね。

music that takes you back

なつかしい気分になる音楽

これなんかもイラストがあるので、意味を調べなくても英語のまま理解できます。

主語を物にとって、takes me back というと、主語の物がきっかけで過去を思い返して懐かしい気持ちになるということが表現できます。

これも意外と知らない人多いかもと思いました。


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星座はconstellationですが、星座を見つける(わかる)場合の動詞はidentity を使えばいいんですね。


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make-believe というのは「ごっこ遊び」ですが、これも日本語を調べなくても何のことなのかはすぐわかりますね。

あのみんな大好きプチプチは、英語でbubble wrap と言うみたいです。


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willow はけっこう好きな木です。日本語だと確かヤナギでしたっけ?

こういうのも、もう和訳なんて必要なくて直に英語で入ってくるんですね。

英語で、車の窓を開けるのは、open the window ではなく、roll down the window 

これもイラストから日本語の意味を調べなくてもわかりますし、窓が降りていく状況から、openではなくroll down なんだーって、すぐ覚えられます。

こんな感じで、めちゃくちゃ良い英語だらけなんですよ。しかも日常生活に潜んでいる小さな幸せなので、やっぱ英語の日常会話で使える単語や表現だらけ。

他にもたくさん良いページだらけで、じっくり考えて厳選すると無限に時間がかかるので、ランダムに写真をとって紹介してみました。

いやあ、見せたいところだらけなんですけど、全部載せるわけにはいけませんし。

とりあえずこの本は語彙力強化にばっちしです。会話に使うことを意識して読み進めると、会話の表現力もUPします。


コロケーションで覚えられる

先ほどの写真で気付いたと思いますが、この本の英語はほとんどがコロケーションになっているんです。

単語と単語をバラバラに覚えるよりは、一緒に使われる単語とセットにしたほうが覚えやすい。

そういった意味でもこの本は素晴らしいです。

例えば、

blow out ~を吹き消す

blow out だけで覚えてしまうよりは、blow out birthday candles などと、セットにしてしまうほうがblow out の意味がしっかり身に付きます。

他にも、会話に超頻出の表現のbump into 

これも「~にばったり会う」とbump into~だけを合わせて覚えようとするよりは、bump into an old teacher などのほうが、bump intoだけで覚えようとするよりも覚えやすいんです。

このようにコロケーションで覚えるのが単語学習のコツですが、それを読みながらすることができます。

どんな単語と一緒に使う表現なのかもわかるので、会話にも応用しやすく実用的です。


まとめ

他にもたくさん良い表現があったのですが、なんせ500もあるので選び切れないですし、全部ネタバレしてしまうとおもしろくないので、ここまでで我慢しておきます。笑

意外と英語だと言えない「こうやって言えばいいんだ~」っていう表現がけっこうあると思いますよ。

なので、上級者でも英語的に全然楽しめるはずです。

もちろん初心者の人もイラストのイメージで単語の意味がわかり、日本語を介さずに気楽に英語に触れることができます。

他にも同じシリーズがいくつかあるようなので、これ1冊読み終えれば他にも見るとグングン使える英語が増えていくと思います。

本の内容的にも万人受けする良さがあるので、そもそも英語学習抜きにしても楽しいですし、ハマること間違いなしです。

ふと普段の生活に疲れたときに読み返したい、手元にぜにおいておきたい1冊。

ということで、Happiness is... 500 things to be happy about 超オススメです。