この記事の対象:英語をやり直す人、英会話を始めたい(できるようになりたい)人。

高校を卒業して以来いっさい英語を触れておらず、もう中学英語の知識もあやふや。そんな状態から英会話をスタートする人。

そんな人でも英語は話せるようになります。ただし、なんとなくダラダラと続けているようではダメです。

大人のやり直し英語は、まず最初のステップとして短期集中で中学英語をマスターすることから始めましょう。

以下の4つをじっくり読んでもらえれば、どうすればいいかがわかります。年齢は関係なく必ず英語はできるようになりますよ。

・まず中学英語をマスターする
・ダラダラと長く続けるのではだめ
・時間がないのは言い訳
・さあ今から計画を立てよう

ではまずは中学英語をマスターすることについて見ていきます。 


中学英語の文法をマスターしよう!
この方は中学2年レベルの英語からスタートして、7ヶ月で英検1級までに到達しています。

これまたすごいですが、その気になればこのぐらいも可能ということです。やり方はとても理にかなっています。

ちなみに一億人の英文法とはこれのこと。英語学習者の間ではかなり人気ですね。


文法とは文のルールなので、やはり語学ではかなり大事です。

短期(数ヵ月)で文法を一通りマスターことで会話に必要な英語の土台ができます。これができていないと話せるわけがありません。あとはその文法を使いこなせるように練習し、単語力を強化する。

こういうことができてないと、なかなか話せないですよね。使える英語がかなり限定的になってしまうので。逆に言えば、文法+単語がしっかりしていれば、話す練習をすればするほど話せるようになっていきます。

文法に関しては、高校英語の範囲を隅々まで理解する必要はなく、英語を話すことだけが目的なら中学英語の文法のみでいいのでマスターしましょう。

中学英語の文法をしっかり理解して使えるようになれば、英語はある程度話せます。


こちらの記事を参考に、やり方を工夫して頑張ってみてください。ただし、短期集中で文法をマスターすること。早く英語スピーキングの訓練に移れるようにしましょう。


ダラダラと長く続けようとしない

中学英語ぐらいなら数ヵ月あればおさらいできます。大人になってから中学英語を見てみると、初めて見た中学生の頃と比べて理解力も上がっているはずです。

それでも中学英語の文法事項は5~6個とかではありません。ちまちまやっているようでは、何ヵ月も、下手したら数年かかってしまいます。

とにかく最初は思いっきりペースを飛ばして短期集中で中学英語の文法事項をマスターしましょう。ダラダラ長く続けようとしないことが大事です。

それだと英語を話す準備にずっと時間を割いているだけになってしまいます。

とにかく毎日最低2~3時間、これを3ヶ月ぐらい続ければ中学英語はマスターできます。

中学英語をマスターすれば、あとは語彙力をつけながらどんどん話すだけです。その段階まで早く到達しましょう。


時間がないというのは言い訳
この方の労働時間はまた特殊ですが、そんな人でも時間は作れます。「時間がない」というのは言い訳ですね。
「時間がない」「忙しい」と言っている人ほど、意味もなくテレビを見ながらゴロゴロしたり、携帯をいじったりしているものです。

「時間がない」というのは甘えです。テレビもスマホも2~3時間でいいので電源を落とすことぐらいはできます。

たった3ヶ月ぐらいですよ。受験と比べれば大したことないですよね。そんなの一瞬です。

先ほど言った通りで、短期集中で毎日2~3時間費やせば中学英語は3ヶ月で一通りマスターできます。

1日8時間労働の人なら、2~3時間ぐらいなら時間は簡単に作れるはずです。



さあ今から計画を立てよう!

やり直しでなかなか上手くいかない人は、ただ漠然と「英語が話せたらな~」と思っているだけで、具体的な目標も計画もありません。

目標と計画を立てれば、自然と毎日やらざるを得なくなります。まず、大人のやり直し英語であるならば、目標は中学英語をマスター意外はないでしょう。

その目標を立てるための計画作りは一番大切です。まずは、目標達成までの期間を決めましょう。そうすることで、どのぐらいのペースで学習を行えばいいのか自然とわかりますよね。具体的にどのような学習をするのかはその後に決めましょう。


具体例をてきとうに考えてみます。

Aさん

目標:中学英語をマスター
期間:3ヶ月
時間:1日に2時間~3時間(日による)
内容:文法書の理解&音読

Bさん

目標:中学英語をマスター
期間:2ヶ月
時間:1日3時間半
内容:文法の問題集

こんな感じで、上の項目からどんどん決めていきましょう。

一度計画を立ててしまえば、どうすればいいのかが自分ではっきりとわかった状態になるので、時間を無駄にしないようになります。

さらにコツとしては、自分自身の時間を管理するのが良いです。どういうことかというと、「この時間は○○」というように、1日の行動を完全にスケジュール化してしまい、それをこなすようにするということです。

先ほどの関連記事にもこのことについて言及しています。


個人的なオススメ

何から始めれば良いかわからない人はとりあえずこれから始めてみてください。

ジュンク堂へ足を運び数時間かけて厳選した良書で、実際にぼくが指導で使っている参考書です。

中1~中3までの合計3冊あり、それぞれが20章弱ぐらいあるので、1日に1章(見開き5~8ページ程度)こなせば、2ヶ月ちょっとで中学英語の範囲を終えて、3ヶ月経つまでに復習までできます。

1日に1章は全然無理のない量です。正直一時間でじゅうぶん理解できるでしょう。ただし、使えるレベルで身につけないと意味がないので、1日に1章をこなすのでも、じっくり時間をかけましょう。それこそ2~3時間です。

この教材が良い理由や、それを使ってどんな学習をすれば良いのかは、最初の関連記事として紹介したこちらの記事に書いています。

そのままでも、もちろんアレンジしてもいいので取り入れて見てください。きっと会話で使えるレベルで中学英語の文法が身につくはずです。


この記事のまとめ

とにかく最初は中学英語の文法を一通りマスターしましょう。短期集中で2~3ヶ月程度で終わらせてしまい、実践に移るのが理想です。

中学英語の文法が使いこなせれば、後は語彙力をつけながら話す練習をすればするほど英語はどんどん話せるようになっていきます。

最初のスタートダッシュが肝心です。時間がないなどと言わずに、しっかり時間を確保しましょう。たった数ヵ月ぐらいできるはずです。

中学英語を2~3ヶ月集中して身につけた場合は、どんどん話すためのトレーニングをしていきます。中学英語の文法をマスターした後は、以下の記事が参考になると思うのでぜひ読んでみてください。



まずは中学英語に集中して取り組むことが最優先です。そうしたら英語を話す準備は完了です!しっかりと頑張ったら英語はだんだん楽しくなっていきますよ。