地道にコツコツも大事ですが、ほんとに地道過ぎると身につけるのに一生かかってしまいます。その結果、途中でやめてしまい、時間を中途半端に無駄にすることに。
英語に限らずですが、ある一定の期間は少し本気を出して短期集中的に取り組むほうが何事も上手くいきます。
ということで、英語は3ヶ年計画でマスターするのをオススメします。無理をし過ぎずに、毎日そこそこ頑張れば3年というのはリアルな数字だと思いますよ。これを長すぎると取るか、短すぎると取るか。
ぼくは、英語が身につくのだったら3年なんて短いと思います。たった3年頑張るだけなら良い時間の投資ですね。
ではまずは、3年間どのぐらいの時間1日に勉強したらよいでしょうか?
英語習得にかかる時間は約2,000時間
諸説ありますが、一般的にこう言われています。もちろん個人差もあるので人によっては要する時間が多少は前後します。
まず習得という定義が曖昧なので、ぼくなりに考えてみました。
・知っている簡単な単語を駆使しながら英語で言いたいことを表現できる
・簡単な洋書や英文記事ならほとんど問題なく楽しめる
・語彙力は4000~5000語程度(2000語で会話に使われる単語の90%以上をカバーできると言われています)
・英語を使う仕事に就ける(その後は慣れが必要)
・一人の海外旅行でも言語面で大きな困難はない
以上のレベルに達していることを習得と考えます。完璧ではないけど、英語を使って色んなことは一通り大きな困難なく自力でできるぐらいの英語力ですね。
ここまでのレベル、つまり文法を知っているだけでなく実際に英語を使えるレベルに達するには、2000時間というのは妥当だと思います。
1日1時間英語をすれば、1年で365時間。2000時間を365時間で割ると、約5.5年。つまり、1日1時間英語をすれば5年半で英語を習得できることになります。
中1~高3で6年間と考えれば、やはり妥当じゃないでしょうか?そして、ほとんどの学生は1日に1時間も毎日英語をするわけがないので、その6年間では英語を習得できるはずがないのです。日本人の英語力が低いのも当たり前というわけですね。
1日1時間で5年半もかかってしまうのは、さすがに長いですよね。3年で終わらせたほうが絶対に楽です。では、もうどうするかわかりましたよね。
2000(時間)÷3(年間)÷365(日)=○○時間(1日)
これが3年で英語を習得するのに必要な1日の学習時間です。
結論を言うと、1日に約1.8時間。めんどくさいので単純化すると、1日に2時間やれば3年で英語を習得できます。
1日2時間って難しいでしょうか?たった3年の間ですし、それぐらい頑張ってしまえば良いと思います。たった3年で英語が身につくならかなり良い投資ですよ。
地道にコツコツしすぎて、10年も15年も英語を勉強しているのに中途半端。というのは避けたいです。頑張って3年間に集中すれば、英語からは解放されその後は他のことに時間が使えるんです。
もちろん3年にこだわる必要はなく、できる人は1日4時間は費やして1年半で英語をマスターしてしまえばいいんです。
その後は他に新しい趣味を見つけたり、新しい言語を勉強してみたり、もちろん英語が好きならそのまま勉強を続けて英語力を深めるのも良いですし。洋書をたくさん読むだけ、趣味程度に英会話だけ嗜むというのもアリですし。
こう考えたら3年後が楽しみではないですか?「3年は長すぎる、1日2時間無理。かといって地道に何年もやるのもやだ」という人はあまりいないと思いたいですが、もしそう人がいるのなら「じゃあ諦めてください」としか言いようがないです。
少し長期的な目で物事を捉えられる人は結果を残します。といっても、繰り返しになりますが3年なんて長期でもないと思います。
では時間の確保の仕方を説明していきます。
1日に何時間空いているのか把握しよう
そのためには、1週間のschedule表を30分単位で作ってしまい、そこに決まった行動をすべて書き込みましょう。
まずはこちらを見てください。サラリーマンAさんの1週間のscheduleです。
青が仕事で、赤は生活に必要な行為、黄色が英語の時間、鉛筆は休憩や自由時間。
まず始めに上のような表を作り、
勤務時間(学生なら学校の時間)、ご飯、風呂、睡眠時間、その他(ただしこれは自由時間に含めたら良いと思います)
を表に記入します。
ご飯や風呂の時間を決めてない人や、睡眠時間が日によってバラバラの人は、これを機に決めて統一してしまいましょう。日頃の行為を習慣化してしまうことで生活が効率的になります。
もちろん急な予定ができることもありますが、それは仕方ないのでそのときは融通を利かせましょう。
さて、記入すれば、残りのスペースが空き時間なんですが、意外と多いことに気づきませんか?ほとんどの人が、ぼーっとテレビを見たり、携帯をいじったりして無駄にしている時間です。代わりに英語に使うことのできる時間です。
Aさんのscheduleを見てみよう!
では、あの画像の例のサラリーマンAさんについて、画像だと少し見にくいかもしれないので、簡単にまとめてみます。
サラリーマンAさん
勤務時間:10時間(休憩1時間)×5日/1週間
趣味:フットサル・2時間/1週間
けっこうな時間働いていますね。こんな仕事が大変そうなAさんでも1日に平均2.5時間(平日は2時間)英語に費やしています。そのはずなのに、意外と余裕のあるscheduleです。
サラリーマンAさんの平日
睡眠時間:7時間30分
ご飯&風呂:1時間半
自由時間:1時間半
英語学習時間:2時間
サラリーマンAさんの休日
睡眠時間:8時間
自由時間(ご飯・風呂もその中で好きな時間に):9時間半
英語学習時間:約4時間
どうですか。週5日で9時間勤務の人が1日2時間も勉強してるのにも関わらず、ゆとりのある生活ができています。ちゃっかり毎日7時間以上の睡眠を取っているので、Aさんは体を削っているわけでもありません。ご飯・風呂のゆっくりできる時間も含めれば、Aさんは平日でも3時間リラックスできています。
休日も自由にたくさんの時間を使っています。決して無理をしているわけではないということですね。
それでも英語にはけっこう時間を充てることができています。
Aさんの英語学習時間
1日:平均約2.5時間
1週間:17時間
1ヶ月:約68時間
1年:約816時間
Aさんは自分のschedule通りに生活をすれば、3年間で約2448時間も英語に費やせたことになります。およそ2年半で2000時間に到達し英語を習得することに。
ただし、scheduleが毎回同じようにいくわけではありません。例えば、急な飲み会、友達の結婚式、旅行、デート、などなど。色んな予定が突発的に入ることが考えられます。
そういうのを考慮しても、Aさんは自分のschedule に従っていれば自然と3年で2000時間には達しているでしょう。つまりAさんは3年で英語が習得できます。
ちなみに、様々な予定にはうまく対処しましょう。意味のないものは断ります。その代表格は飲み会。飲み会は時間の無駄です。特にそれが会社のものである場合。
ぼくは会社や学校に勤めていたときは、それぞれ歓迎会、送迎会以外では飲み会には参加してません。全部断ってましたよ。時間の無駄なので。友達との楽しい飲みならともかく、職場の飲み会ほど生産性もなく時間の無駄なことはないので行かないようにしましょう。
休日のデートなら、旅行や遠出をしないのであれば、なるべく午後からにしてもらいましょう。そうすれば少なくとも午前中に2時間確保できます。
こういった最低限のことを意識していれば、突発的な予定には神経質になる必要はありません。
さあ、さっそく表を作ろう!
表を作れば空いた時間がわかるので、そこに英語をする時間を決めて書き込みましょう。
時間を固定して習慣化してしまうと続けるのがかなり楽になりますよ。
コツは自由な時間も睡眠時間もしっかり確保して、ゆとりをもたすことです。
気合いを入れすぎてしまうと、途中で絶対に挫折します。それか余裕がなくて体壊します笑 そうなると本末転倒なので、無理のない計画にするのも大事なポイント。
おすすめなのはAさんのスタイル。仕事が大変なAさんですら、1日に平均2時間半できているので、それを目安にするといいと思います。
とりあえず、自分の時間を管理することですね。生活に必要な行為を時間で固定してしまい、自分はそのscheduleに従うだけで良い状態を作りましょう。
そうすれば、自動的に一定量がこなせます。無駄にいつ何するかを考えたりする必要もなくなるため、効率がよい生活を送ることができ、生産性が上がります。きっと英語以外の面でもプラスになります。
なぜそれで生産性が上がるのかというと、1日の中で意思選択の回数が少ないほど人は力を発揮できるからだそうです。
ぼくは基本的にこの本を参考にして行動しています。生活や勉強を良くするために使えるテクニックがたくさんあるので気になる人はぜひどうぞ。
ということで、まとめ。
とりあえず、1日に2時間~2時間半を英語に費やして、それを3年間続けてみましょう。
そうすれば英語は3年で習得できます。
その後に好きなことをしたらいいんです。新しいことに挑戦してもいいし、英語にハマって英語を極めるのもいいですし。
最後にもう一度聞きますが、3年って長すぎますか?それとも短いですか?
あとは本人がやるかやらないか、それ次第です。
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