Paddington は英語学習に最適ですよ~。内容もおもしろいです。
ちなみにパディントンの映画DVDは日本版だと英語字幕が選べません。UK版のDVDは英語の字幕は見れますが、逆に日本語字幕はありません。なので選ぶときは要注意!
この記事で紹介しているものはUK版(音声・字幕ともに英語)です。このUK版は普通の日本の家庭のDVD Player では再生できないので、パソコンから再生して見ることになりす。
Paddington の内容をざっくり紹介
クマがロンドンにやって来て、ある家族に駅で拾われます。その駅の名前がPaddington だったので、そのままパディントンという名前に。パディントンは礼儀正しいイギリス紳士的な性格のクマなのですが、なんせ人間界に来たばかりでわからないことも多く色んなトラブルを起こします。
アメリカのお下品なTeddy bear のTED(テッド)を知ってますか?あれもおもしろいですよね。TEDと真逆なのがPaddington です笑
まさにお手本のイギリス英語
パディントンはイギリス紳士的なクマなのでイギリス英語を話します。それも本当にお手本のような丁寧な英語です。舞台はロンドンなので、もちろん他の登場人物もすべてイギリス英語。
特にパディントンの英語は、洋画によく出てくるアメリカ人のスラングだらけの英語とは正反対で、超正統派の英語を話します。英語学習者がお手本とすべき丁寧できれいな英語です。
クマなのに強いアクセントもなく、聞きやすいです。というかクマは普通は話しませんね。
日常会話に使える表現がたくさん
ロンドンでの日常生活がテーマなので、アクション映画やファンタジー映画とは違い、実用的な日常語彙や表現がたくさん。
ということでいくつか紹介してみましょう。
・lovely weather for ducks
雨の日に挨拶がわりに使う皮肉とユーモアの混じった表現です。
・having a spot of bother
「ちょっと困っている」というイギリス英語特有の表現。a spot of というのは「ほんの少しの~」という意味。
・make the best first impression
「良い第一印象を与える」Paddington が、I suppose I didn't make the best first impression. とボソッとつぶやく場面があります。
他にもたくさんありますが、ここまでにしておきましょう。使える表現が山ほどあるので、ノートやアプリにメモをして残しておくと後から復習できますね。めんどくさい人は画面を写メしてしまうのもアリです。
かなり聞き取りやすい
パディントンは超正統派のイギリス英語なので、強い訛りがありません。クマなのにすごいですよね。他の主な登場人物であるThe Browns (ブラウン一家)もみんな綺麗な標準的なイギリス英語です。
スラングなどもほとんど出てこず、難しい英語もあまり使われていないので理解しやすいのに加え、やはり標準的なイギリス英語のためかなり聞き取りやすいです。
それとは対称的に、タクシーの運転手(わき役)が出てくる場面が2つあるのですが、運転手はロンドンの労働者階級のアクセント(Cockney)で話します。こういうところで同じイギリスでも標準発音と大衆的な発音ではっきり違いがわかるのもおもしろいポイント。
もちろんレベルにも寄りますが、英検1級やTOEIC950点程度の人なら字幕なしでも9割は理解できるでしょう。
洋書もオススメです!
パディントンはもともと昔から大人気の児童向けの絵本でした。もちろん映画や洋書では年齢に関わらず大人でも楽しむことができます。
洋書も比較的簡単な英語が使われているので読みやすいです。英語学習にはオススメです。パディントンはシリーズが多いので、気に入ったら他のものも読んでみることで英語の多読に繋がります。
この記事のまとめ
パディントンの映画は英語学習にオススメ。正統なイギリス英語の標準発音ですごく聞き取りやすいし、日常会話に役立つ表現もたくさん拾うことができますよ。
ぜひ洋書も合わせて読んでみてください。
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