個人的なことですが、最近心理学にはまっています。

よくある自己啓発本は精神論が多いし、目次をぱらぱら~っと見ただけで「はい、わかりました~」で済んでしまうので、昔からあまり読んだことがありません。

それに対して、心理学というのは科学的な根拠のある学問なので、精神論的な自己啓発とは違い実生活に応用可能な知識です。「常に感謝の気持ちを!」とか曖昧なものとは違うってわけですね。

科学的に根拠があるものならすんなり納得できるし、実用的な知識になるので読んでいて楽しいってわけです。

それで、心理学ならメンタリストとして有名なDaiGo が思い浮かびます。それで最近すごくハマってて彼の本を読み漁ったりYouTubeで動画も見ているわけなんです。どれも科学的に裏付けのとれた情報なので、それがそのまま実生活で実践できて効果もあるんですよ。

そんなDaiGo の本を読み漁っているうちに、科学的に正しい英語勉強法を見つけました。DaiGo の情報なら信頼できるということで、本を読んでみました。

前置きが長くなりましたが、今回はその本の主な内容と感想です。


科学的に正しい英語勉強法

世の中には色んな学習法が溢れています。ぼくはどの学習法もしっかり時間をかければ効果があると考えています。

ただ、効率や効果はそれぞれ多少の違いはあります。それに学習法は多すぎて、どれを自分の英語学習に取り入れるかは悩みどころですね。

どうせなら、科学的に効果的だと思う方法を知ってそれを選んだほうが効率よく英語が習得できるので近道になるんじゃないかなと思います。

この本は内容はもちろん、構成がとくに秀逸で、最初から順番通りに読み進めていくと「英語を話すのはそんなに難しくないかもしれない」という気持ちが徐々に芽生えていくようになっています。

英語を話すに当たって、自分にはできると思うのか、できないと思うのか、そういう気持ちにかなり大きい影響を受けます。これは経験上よくわかります。

英語を話す気持ちと姿勢を身に付けることって小手先のテクニックとかよりもかなり大事なのですが、まあさすがメンタリストなだけあって、読み進めるにつれそういう話すためのメンタルが確立されるようにしっかり計算して書いたのでしょう。

実際に話すためのメンタルって本当に大事なんですよ。これは本当に自分の経験でそう思っています。同じぐらいの英語の知識の人なら、英語を話すための気持ちや心意気が備わってるかどうかだけでかなり差が出ますからね~。

この本の内容と構成なのですが、かなりざっくりと書くと

日本人が英語を話せない7つの理由
英語なしで「会話」するには
日本人の英語学習の勘違い
効果的な学習法
英語学習のモチベーションの高め方

というふつうになっています。「英語なしで会話するには」のところまで読むだけでもだいぶ会話に関するハードルが下がります。それ以降は具体的に効果的な英語力の伸ばし方が書かれているのですが、どれも脳科学的に立証されている方法なので他のHow to 本よりも信頼できる情報です。


日本人が英語を話せない7つの理由

実は日本人が英語を話すのが苦手なのは、語学力そのもの以外に精神的な障壁が大きいです。

本人は自覚がないかもしれませんが、その無意識によって英語を話すことが難しくなっています。

ぼくは今でこそ仕事やプライベートで英語を日常的に使う生活を送れるようになりましたが、大学1年生の頃には英語を話せるようになるのにかなり苦労したものです。この章を読んでいて、「確かにそうやな~」とそのときのことを思い出しました。今となっては笑えるのでよかったです(笑)

この理由を知り、それを意識して取り払うだけで英語がかなり話しやすくなるのは本当です。


英語なしで「会話」するには

英語に限らずどの言語でもそうなのですが、会話では音声情報以外の要素(視角情報など)もかなりの割合を占めています。例えば、ジェスチャーや愛嬌などですね。

そういったことを意識するとコミュニケーションがスムーズになります。言語以外でも役立つテクニックは使っていきたいところです。

また、コミュニケーションのスキルそのものを磨くことの大事さも書かれています。英語だろうと日本語だろうと、コミュニケーションが下手なら会話に困りますもんね。。


日本人の英語学習の勘違い

勘違いが5つ書かれていて、読んでみて概ね賛成です。ぼくも個人的に考えていることがしっかりと書かれていました。

文法について書かれているところは「どうかな?」と思いましたが。それ以外は素晴らしいです。

ここの章にすでに脳科学的に効果的な英語学習法のヒントが書かれてあり、すごくためになります。繰り返しや復習についても書かれていて「なるほど~」と必ず思うはずです!科学ってすごいですね。

ぼくが個人的に効果があったので正しいと思っていてた方法は、どうやら脳科学的にも正しいようで安心しました。具体的に理由が説明されているので、自分の中でも確信に変わったので感謝しています。

あと、もう歳だから~とか言う人も多いですが、特にそういう人や大人の学習者はぜひ読んでほしい!


効果的な学習法

これはその名の通り、科学的に正しい効果のある学習法が書かれています。

内容についてここで書くとネタバレになるし、著作権の侵害にもなるので書けませんが、ぜひ読んでみてください。

主に6つの方法が書かれているのですが、どれもなぜそれが効果的なのかということを説明してくれています。

これって実は心理学的に超重要で、どのような効果があるのか・それが何故なのかを知っているのと知らないのとでは、同じ方法を試しても結果に差が出ます。逆に言えば、効果とその根拠を踏まえた上で学習すれば効果が最大限に高まります。

つまり、しっかりと効果とその理由を理解した上でその方法を取り入れることが大事というわけです。

なので、なぜその学習法が効果的なのか、科学的に根拠を説明してくれているので、しっかり読んで学習に取り入れることをオススメします。


英語学習のモチベーションの高め方

これはさすがメンタリストという感じです。モチベーションは自分の心理状態なので、それをコントロールするわけですね。

勉強するのは最初は腰が重いものですが、学習のハードルを下げる方法が紹介されています。

また、性格診断に基づいて、それぞれ大きく5つのタイプに分けられるのですが、それぞれの性格に最適な学習スタイルやアプローチも書かれていておもしろいです。


この記事のまとめ

ここまで読んでもらえれば、この本が英語学習にかなり役立つのはわかったと思います。

どのレベルの学習者にもオススメできますが、特にぼくがオススメしたいのは

・英会話の初級者
・大人の英語学習者
・英語のやり直し学習者
・何をしたらいいかわからない

というような人たちです。役立つ情報満載なのでぜひ読んでみてください。

他にも英語学習者ツールやコラムなどもあって読んでいると楽しいですよ!