この「日本人のための教養ある英会話」がかなりイケてます!ぼくはこれを愛用しております。


CD付 日本人のための教養ある英会話
クリストファー・ベルトン
ディーエイチシー
2012-06-08



書店に行けば、色んな英会話の本が見つかりますが、そのほとんどは初心者向けのものです。
しかも多くが、ただのフレーズ集。どれも似たような感じでつまらないんですよね。

そんな中、この本はばっちし英語上級者向けです!

読む人を選びますが、そのぶん内容がすごくしっかりしていて、読み応えあり!英会話の本ですが純粋に読み物としても充分楽しめます。

単語は英検準1級レベルのものが多く使われていて、中には1級レベルのものも出てきます。

2人の対話形式なので、内容は濃いのに説明文よりも読みやすくて、英語の議論をするときに便利な言い回しやフレーズをたくさん覚えられます。

どんな内容の対話があるかというと、

「テロをなくすには」、「うつ病」、「原子力と放射線」、「クローンの是非」、「同性婚」、「経済成長と豊かさの矛盾」、「民主化への動き」

などなど。。

こんな感じで、英検1級のライティングや面接に頻出の話題がもりだくさん


他にも、「クールジャパン」、「早期英語教育」、「地震のメカニズム」、「時間の概念」など、身近な興味深い話題もたくさんあります。

こういった話題がこの一冊に40個も含まれています!

これをするだけでかなりの知識と表現力がつきますね。


僕ら日本人は色んなことに対して、知識や考えを持たなければいけません。

以前書きましたが、自分の意見や考えがないと英会話は難しくなります。

日本人は物事を深く考える習慣がありません。知識をつけて、自分で考えをまとめることが大事です。そうすることで話せる内容が増えていきます。英語をいくら知っていても話せること(話のネタ)がなかったら意味がないんですよ。

英会話を頑張れば、誰でも上達してある程度の高いレベルに達せます。しかし英語だけではそこからさらに一歩飛び出せずに、頭打ちになってしまいます。


日本語でも、自分の詳しくない分野の話題になったら黙ってしまいますよね?

ある程度の会話力を得られたら、次は話せるトピック(ネタ)を増やす段階に進むべきです!
そうすることでさらに深みのある会話力が手に入ります!同時に表現の幅も広がるはず。

なので、英語を勉強しながら教養も身に着けてしまいましょう。

これこそまさに「教養のある英会話」


内容以外でのいいところは、CDが付いていて、リスニングの勉強にもなるところです。

読まれる英語の種類が豊富で、アメリカ英語、イギリス英語、オーストラリア英語をバランスよく聞くことができます!なので英検やTOEICのリスニング対策にも有効ですね!

読まれる速さも、なかなかの速さです!何度も聞いてこれに慣れておけば、TOEICのリスニングなら高得点が狙えそう。準1級や1級の対策にもいいですよ!


これをシャドーイングしたり音読したりすれば、知識をつけながら英会話力もUPします!

シャドーイング&音読にも相性がいい教材ですね。

ぼくはこれはシャドーイングはせずに、丁寧に音読して使っています。シャドーイングはイギリス英語だけにしているというただの個人的な理由です(笑)


とりあえずこれ一冊を何度も何度も繰り返すことで、英語で一般常識を身に着けることができて、同時にスピーキング、ライティング、そしてリスニングの勉強にもなります。

僕はこれからもこの本を音読し続けていきます。みなさんもぼくと一緒にどうですか?