本屋の英語学習コーナーに行くと色んな教材が置いてありますが、どれにするのか迷うことがありますよね。

今回は、どうやって選ぶのかを簡単に紹介します。


1. レイアウトが好みかどうか

本をぱっと開いてみて、中身が見にくかったり、なんか違うなと思ったりしたら、基本的にその本はやめておくことをオススメします。

レイアウトが好みでないと自然と使わなくなってくるからです。逆に自分の好みだとストレスなく使うことができるので継続しやすいです。

もちろんレイアウトの好みは人それぞれ。例えば、英語の教材に関しては僕の場合、小さな文字でぎっしり埋まって読みにくいようなものは嫌いです。

まあ、直感に従いましょう。本をパラパラっとめくっただけで好きか嫌いかはすぐわかるので、その直感に従います。


2. 自分に合った分量かどうか

初心者の人がいきなり分厚い教材を使っても挫折する可能性が高いでしょう。なので、初心者の場合は「少し頑張ればなんとかこなせそう」ぐらいの量を目安にするといいでしょう。

逆に上級レベルに近づくにつれ、薄っぺらい参考書は物足りないと思います。

自分のレベルに応じて選ぶことが大事ですね。

例えば、例文学習(音読・シャドーイング・瞬間英作文)をしたいとします。個人的に質が良いと思うのが以下のものです。分量によってレベル分けてみます。


初級~中級向け


中上級~上級向け


下にいくほどページ数と例文数が増えます。最後のものは700ページぐらいあって例文は約7000個。さすがに初級者にはしんどいので、初級レベルの人はこういうのを選ぶよりはなんとなこなせる分量の上のものから始めたほうがいいですよということです。


3. 本の前書きをまず読んで判断

実はここが一番大切だと思います。買う前に必ず前書きの部分を読みます。

前書きとは、著者がどんな狙いで本を書いたか、どんな風に使ってどんな効果があるか等を説明している部分のことです。ぼくは必ずここを読むようにしています。

そこでその著者の考えや狙いに共感できたり、それを使って勉強したときの効果について納得ができること!これすごく重要なんです。

スポーツなどのトレーニングをするに当たって、同じトレーニングでも、○○という効果があると知らされているか知らされていないかで、効果の出方が違うのは有名です。もちろん前者のほうがよい結果が表れます。 

それに関連して、Placebo effect (思い込み効果)というものを知っていますか?

例えば、「この水は肌が綺麗になる水です」と言われてそれを信じて飲み続けたら、実はそれはタダの普通の水だったのに本当に肌が綺麗になった。みたいなやつです。

英語学習に関しても「○○の効果がある」とはっきりと納得・信じた上で取り組むほうが非常に効果的というわけです。

なのでたまに思うんですよね。「良い本だからもう少し前書きで頑張って説明したら良いの」とか。


まとめ

今回は短めの記事でしたが、ざっくりと簡単に教材の選び方を紹介しました。

レイアウトが好みかどうかを直感で判断する。分量が自分のレベルに合っているかどうかを確認。そして、前書きで著者の思いやその本を使っての学習効果に共感・納得できること。

この3つを基準にしたらハズレはありませんよ。