Don't judge a book by its cover.  (本を表紙で判断してはいけない→物事を見かけだけで判断してはいけない)とはよく言うものですが、今回は完全に表紙で選びました。

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すごいオシャレというか、可愛くないですか?イギリス好きな人だったら確実に反応してしまいますよね。手に取らずにはいられません。

Amazon からのオススメ商品のメールが届いてそこで偶然見つけたのですが、まんまとやられましたね。さすがです。ちなみにこれ。



どうやら英語学習者向けに書かれた本のようで。おもしろかったらブログで紹介しようと思って読んでみたのですが、思ってた以上に楽しくてサクサクとページが進みました!というわけで、内容や感想を紹介します。

ではさっそくいきましょう!


英語中級者向け

この本は For intermediate learners (中級の学習者向け)と表紙にハッキリと書かれています。

ちなみに、CEFRというヨーロッパで使われている英語レベルを示す国際基準規格があるのですが、それによるとこの本はB1~B2のレベル向けだそう。

ぼくはあまり詳しくないのですが、CEFR は6つのレベルに分かれていて、レベルの上から

C2(超上級)
C1(上級)
B2(中上級)
B1(中級)
A2(初級)
A1(超初級)

になります。この本の対象はちょうどBのレベルの人ということですね。ちなみに英検の合格ラインと比べると、おおよそB2が準1級、B1が英検2級になるそうです。

中級の定義がよくわからないのですが、だいたい英検だと2級~準1級レベルの人向けですよ~ということみたい。

ちなみにTOEICだとCEFRのB1~B2は550点~940点と幅が広すぎるみたいなのであまり当てになりませんね。間をとって700点前後ぐらいでも全然余裕で読めると思いますよ。

まあ、物語を通してVocabulary を身につけようみたいなコンセプトのようなので、使われている英語はすごく簡単です。あまり心配する必要はないでしょう。

関連記事:難易度別に洋書を探してみよう!


本の構成

この本は普通の洋書とは違い、1冊の中にそれぞれ独立した別々の話が8個あります。

普通の本は1冊でひとつの物語なので、途中で話についていけなくなり挫折してしまうこともあるかもしれません。

この本はそれぞれまったく別の話が8個あるので、読書慣れしていない人でも挫折せずに読みやすいと思います。

また、それぞれの話は3つのchapterに分かれていて、chapter 1つにつき4ページの分量です。

しかも、それぞれのchapterの最後で物語の簡潔な要約があるので話を理解できているか確認することができます。さらに理解度チェックの4択クイズも5問ついているので、それを解きながら読み進めることで理解も深まります。

1つのchapterが4ページだけで、その後は要約や理解度チェックのクイズもあるので、話に置いていかれることなく内容がサクサクと頭に入ってくるので読むのが捗りますよ♪

洋書をたくさん読んでみたい人はまず最初の1冊目としてどうでしょうか?


読んでみた感想

普通の物語、Sci-fi (Science Fiction)もの、戦争中のスパイの話から架空の人間でない種族が主人公の不思議な世界観のものまで、それぞれまったく違った内容の話で幅が広い!

まさかの予想外の展開の話もありました。ここで言うとネタバレになってしまうので言えませんが、、

という感じで思ってた以上にかなり楽しめました!

あとは、1つの話が12ページで完結するので、内容の展開も早く飽きが来ずにサクサクと読めるのが良いと思いました。

特にお気に入りは The Town of Skull Tooth という、法が存在しないならず者の街の話です。こういうのは男心がくすぐられますね!少年漫画を読んでるみたいでした。

次の展開が気になるワクワクする話が多かったのでおもしろかったです。


おまけ

ENGLISH SHORT STORIES はオーディオブックもあります。音声はプロのイギリス人ナレーターのイギリス英語。めちゃくちゃかっこいいです。

関連記事:英語学習にはオーディオブックが超オススメ!Audibleの使い方と活用法を紹介するよ!

1か月無料体験をしたらタダで1冊ぶんのオーディオブックを貰えるみたいなので、ぜひこの本のオーディオブックもGETしてみてはどうでしょうか?

タダで貰えるものはタダで貰ってしまいましょう。無料体験期間が過ぎる前にしれ~っと退会しておけばいいですし(笑)



この記事のまとめ

レベルは中級者向けの本で、8個の別々の物語がある。

それぞれ1つの物語は3つのChapter から構成されている。1つのChapter は4ページ。

それぞれのchapterの最後には理解を助けてくれる要約とクイズがあるので、話についていきやすい。

1つの物語が12ページで完結するので、展開が早く飽きずサクサクに読める。内容もおもしろい。

個人的に一番好きなのは、The Town of Skull Tooth という話。


というわけです!ほんとオススメの洋書の1つです。洋書のハードルが高いと感じている人や、多読に挑戦してみたい人はぜひどうぞ。