完全に主観なのですが、日本人の英語がイギリス英語っぽく聞こえるようになる最短の方法を簡単にまとめてみます。

イギリス英語初心者向けです。

手っ取り早く取り入れられて、さっそく英語の聞こえかたがイギリス英語に近づくものだけを選びました。

発音・イントネーション・語彙・文法に分けて見ていきます。まずは発音から。


語尾のRを発音しない

car や star などの語尾のr を発音しないようにします。米語のように舌を巻く必要はありません。米語と比べたら少しカタカナ英語っぽく聞こえるかもしれません。


er, or, で終わる単語を伸ばさない

teacher や doctor などの単語は、先程の通り語尾のRは発音しないのは同じです。さらに、最後を伸ばさないようにするともっとイギリス英語発音に近づきます。

カタカナで表してみると

Teacher 
△ティーチャー → ○ティーチャ
Doctor 
△ドクター → ○ドクタ


喉の奥から出す「アー」

全部ではないですが、a にアクセントが来る単語のものに「アー」が多いです。日本語のときより口を大きめに開いて、喉の奥のほうからアーって伸ばして言います。
簡単な単語でこの音が使われるものをいくつか紹介します。

can't, ask, last, class, example, answer, advance, castle


次はイントネーションです。

Yes / No の疑問文でも下降する

必ずしもそうとは限りません。状況や意図によっては上がり口調も使いますが、基本的には学校で習った米語とは逆で音が下降します。

高い音から始まって文末に進むにつれて音が下がります。

Have you ever been there? ⤵⤵

Would you like a cup of tea? ⤵⤵


次は語彙に移ります。


Lovely をよく使う

イギリス人はlovely をよく使います。

It's a lovely day today, isn't it?
This tastes lovely.

great や niceを lovely にしてみると良いかもです。

Lovely to meet you. っていう人なんかもいるぐらいです。


Fancy を使う!

would like (want) や feel like をfancy に置き換えるだけで、超British になります。

Do you fancy a cup of tea? 紅茶飲みたい?

Do you fancy going to cinema with me?  一緒に映画行かない?

I fancy going to the bar tonight.  今夜はバーに行きたい気分!

他にも、誰かのことを好き(like)の代わりにもfancy を使えます。


Alright を使う

挨拶でAlright を頻繁に使います。ただし、カジュアルなので、フォーマルな場ではHow are you? 等と聞きましょう。

Alright mate?  よっ!

mate はイギリス、オーストラリア、ニュージーランドでよく使われる表現です。友達を呼ぶときに使います。

米語だと、manbrotherdude 等でしょうか。ただし、イギリスでもdude はよく使われます。


Cheers で「ありがとう」

イギリスで生活していると聞かない日はないと言っても過言ではないぐらい、みんなCheers って言います。乾杯!の意味以外にも「ありがとう」の意味があります。

後ろに人がいたらお店のドアを開けたまま押さえて待ちます。必ずCheers って言われますよ。ちなみに後ろの人のためにドアをおさえてあげるのはイギリスのマナーです。

カジュアルな表現です。Thanks と同等と捉えて問題ないでしょう。


Pop をよく使う!

これもかなりBritish な単語です。基本的には「ちょこっと立ち寄る」という意味で使います。

pop round         家にちょこっと立ち寄る
pop to/into ~  (店など)~に立ち寄る

Hey are you at home? Can I just pop round?  やあ!家にいる?ちょっと寄ってもいい?

Im going to pop to the chemists.  薬局にちょっと寄るつもりなんだ。


次は文法です。

付加疑問文を使ってみる

~, isn't it / is it? ~don't you / do you? みたいなのをよく使う傾向があります。~, innit というカジュアルな物もよく使われて、これなんかも超イギリス的です。よく使われる付加疑問ですが、若い人は単純に~, right? を使うことも多いです。

You don't know a lot about him, do you?
It's a love day today, isn't it?
The film was amazing, innit?


Have got を多用する傾向あり

Have の代わりにhave got を使う人がアメリカに比べて多いです。

Have you got a piece of paper?  紙持ってる?
I've got so much to do.  やることよーけある。

あくまで傾向なだけで、普通にhave や Do you have~? もイギリス人はたくさん使います。


この記事のまとめ

語尾のRを発音しない。

Can't や castle 等の発音のハッキリした「アー」

Teacher や doctor の最後を伸ばさない。

fancy lovely alright cheers pop は超British の基本単語。

付加疑問文have got をアメリカ英語に比べて多く使う傾向あり。

たったこれだけで、一気にイギリス英語っぽく聞こえるはずです。どれもすぐに取り入れられるものばかりなので、ぜひ使ってみてください。