学校英語でこの英文は第何文型かっていうのを授業で習ったり、テストで問われたりしたことがないですか?
はっきりいってnonsense です。そんないちいちこれは第1文型で、これは第3文型!みたいに考える意味ってありますか?文型の種類が複数ある時点で、いちいちどれに当てはまるのか、どれに当てはめるのかを仕分けしないといけないし実用的でありません。
ぶっちゃけてしまうと、ぼくは文型が全部で何個あるのか、どれがどれかも知りません。そもそも意識したことすらないし、学校では文型の種類なんて完全に無視していました。
文型なんて余計にややこしくなるだけじゃないですかね。そんなのいちいち暗記するより、この英語の語順の基本の公式1つを覚えておけば問題ありません。
それがこちらです。
【主語 + 動詞】+ ~ + おまけ情報
【 】は原則として必ず必要です。逆に言うと、【主語+動詞】さえできていればそれは立派な英語です。常に「誰/何が、何するのか」と考えましょう。
それ以外はoptional、つまり合ってもなくても良いってことです。
おまけ情報は(いつ・どこで/に・誰と・どのように・どのぐらい等)のようなおまけの情報。
~とおまけ情報の部分はまったくないときもあれば、どちらか片方だけがあるときもあれば、両方あるときもあります。~は最高で2個数、おまけ情報は好きなだけつけ足せます。
公式に当てはめながら例を見たほうが早いので見てください。
【主語+動詞】だけのパターン
・I study. ぼくは勉強します。
【主語( I )+動詞( study )】.
もちろんこれだけでも完全な英文です。
全部あるパターン
・I study English every day. わいは毎日英語を勉強してる
【主語( I )+動詞( study )】+ ~(English) +おまけ情報(every day).
~だけないパターン
・I walk in the park. 我公園で散歩する。
【主語( I )+動詞( walk )】+ ~(なし) +おまけ情報(in the park).
~が2つあるパターン
・I give her a present on her birthday. 彼女の誕生日にプレゼントをあげる。
【主語(I)+動詞(give)】+ ~(her と a present) +おまけ情報(on her birthday).
このように、~は最高で2つになることもあるけれど、それに慣れなかったら同じないようで1つにすることも可能。
【主語( I )+動詞( give )】+ ~(a present) +おまけ情報(to her と on her birthday).
あえてパターンで紹介しましたが、本当はパターンなんてなくて全部同じってことに気づきましたか?
全部さっきの基本の語順【主語+動詞】+ ~ +おまけ情報 の順番通りに言葉が並んでいるだけなんです。もちろんbe動詞の文もこの通りです。
文型がどうの、、ではなくて、倒置法を除けば基本的に英語はすべてこの通り、原則的にどんな英文も肯定文であれば上の公式に必ず当てはまります。たった1つのルールに乗っかってるだけなんです。
can や will などの助動詞は、動詞を助ける、というぐらいなので、動詞の前に来て動詞を助けるだけ。don't も同じです。
あとは疑問文を少し練習すれば英語の8~9割りはこれだけでマスターできてしまいます。実は至ってシンプルなんですよね。
この英語の語順の公式【主語+動詞】+ ~ +おまけ情報 これ1つを徹底的に叩き込んでおけば、後は単語さえ増やせばそれを当てはまるだけなので英語は書けるし話せます。
この公式が流行ってほしいです。
手元にこの公式を書いたメモを置いておく、壁に貼るなどして、自己暗示的にこれを脳内に染み込ませてください。
慣れないうちは、英語を書くとき話すときに、この語順のメモを見ながらやってみてください。英語が出てきやすい感覚が味わえると思います。
こちらの関連記事では、英語の語順を身につけるための練習法で簡単に日頃の生活に取り入れられるものや、語順に従って実際に話す練習をする方法を書いているので、合わせて読んでみてください。
関連記事①:英語の語順で考える練習をしよう!
関連記事②:英語の語順に従って実際に話す練習をしよう!
コメント
コメント一覧
とってもシンプルでわかりやすいですね、スピーキングに特に役立ちそうです!
数年前、超大手通訳翻訳スクールで講師をされていた先生(現在は同時通訳者、50代後半、配偶者は英語ネイティヴ)の、個人塾に通っていました。(周囲は英検1級、通訳案内士試験合格等のツワモノばかりで、私は場違い感半端なく、半年でギヴアップ~汗)そこで、印象に残っているのが、「文型学習を軽んじてはいけない!」というお話でした。
同時通訳者は、話者から発せられるであろう、次の語(表現)を瞬時に予測できないといけないそうです。それを助けるのが、確かな文型力だそうで・・・。目からうろこでした。
みなが通訳者を目指すわけではないので・・・堅苦しい「文型」的な学習ではなくて、英語の「楽しい法則」的な学び方ができると、英語好きな中高生を増やすことができますね!
コメントありがとうございます!
同時通訳の話、すごく興味深いです(´ω`)
そうですね!割りと普遍的な法則だと思っているので、これで少しでも苦手に感じる人が減ってくれたらいいと思っています✨