ツイートの通りで、単語のレベルが高ければ高いほど、英語で意味を調べた方が理解が深まります。


implore は辞書や単語帳では「懇願する。嘆願する」って書いてあります。
うーん、なんかお願いするってことかな~。ぐらいしかイメージが沸きませんね。


ほとんどの英語学習者は、試験のために単語を暗記しているだけなので、なんとなくこの程度の理解で済ませてしまいます。

ちなみに、英語で意味を確認すると、

to ask someone to do or not to do something in a very sincere, emotional, and determined way
(Cambridge Dictionaryより。)

to plead urgently for aid or mercy
(1100 words you need to know より。)

と出てきます!必死に何かをしてもらうようにお願いしたり、差し迫った様子で助けを求めたりしているイメージが沸きますね!


「嘆願する」という日本語を聞いただけでここまでのニュアンスが理解できるのならいいかもしれませんが。ぼくには難しいです(笑)

このレベルの単語には英語を無理矢理日本語に直しているものが多いので、ほんとうに英単語を理解したいのであれば英語で意味を覚えてしまうことをオススメします。

これはまだ簡単な例で、英検1級レベルになると日本語訳を見ても意味がよくわからない単語がたまに出てきます。

単語が抽象的になればなるほど、日本語訳を覚えただけでは深く理解ができません。

なので上級の単語を覚えるには英語で覚えたほうがいいですね。


ただ、すぐに短期的な結果が欲しいのなら(例えば近々TOEICや英検を受ける)のなら市販の日本語の意味が書いてある英単語帳を使うほうが効率はいいと思います。

単語を深く理解したい場合は英語で書かれた単語帳に切り替えましょう。
英検を合格した後、せっかく覚えた単語を忘れてしまうのはもったいない。逆に理解を深めよう!というときに英語で英単語を覚えるのは特にオススメです。


初心者の人はまずは日本語で基本単語を覚えよう!

初心者のうちから英語で単語を覚えられるのならいいんですが、それって少し時間がかかりますよね。

基本の英単語はほとんど日本語と意味がドンピシャで対応してくれます!なので最初は日本語で意味を覚えたのでOK!

例えば、apple = リンゴ
これはわざわざ意味を英語で確認しなくても、日本語で覚えたほうが早いですね。

ちなみに英語で意味を調べると、

a round fruit with firm, white flesh and a green, red, or yellow skin
(Cambridge Dictionaryより。)

かたくて白い中身(果肉)で、皮が緑や赤、黄色などの丸い果物。

これはapple = リンゴ のほうがわかりやすいですね!ぱっと考えなくてもイメージが沸きます。

ちょっと例が極端に簡単すぎますが(笑)

とにかく、日本語でぴったし対応する単語が多いので、英検2級レベルの単語ぐらいまでは日本語でたくさん覚えてしまうほうがよさそうです。


まとめ

難しめの単語は英語で意味を覚えるほうが深く理解ができる。
英検などの試験合格後に覚えた単語の理解を深めるためにもオススメ。

基本的な単語は日本語とそのまま意味(イメージ)が一致するものが多いので、初級レベルの人はまずたくさん英単語を日本語の意味で覚えよう。


英単語を英語で覚えることには理解が深まる以外にもメリットがありますよ。

まず、読解力が上がる。これはわかりますよね。

あとは、スピーキングに役立ちます!
英語で英語を説明している文を読むことで、物事を英語で説明する表現力が蓄積されていくんです。

もし英会話をしているときに、言いたいのに単語が出てこなかったりしたときに、すでに知っている単語を使いながら違う表現で伝えることができるようになりますよ!

ぼくは「英単語を英語で説明する」アクテビティを英会話レッスンに取り入れていますが、効果はバツグン!

なので日頃から、英単語の意味を英語で覚えたり音読したりするのは一人でもできる英会話のトレーニングになりますね!


さいごに、英語で単語を覚えられる教材をいくつか紹介しておきます。



英語学習者必見の「English Grammar in Use」の単語バージョン。
英語を身に着けた人のほとんどがオススメするCambridgeのシリーズです。

レベルがいろいろあるので自分に合ったものを選びましょう。あと、答えがついているものを選びましょう!

これは答え付きで、中級手前~中級レベルです。


もうひとつはこれ!



超基礎的な単語から、意外と知らない単語まで、かなり幅広く網羅されています。イギリス英語特有の語彙には、アメリカでの言い方も必ず対応させて載せてくれています。

旅行、仕事、学校、食べ物などなど。かなり幅広いトピックがそれぞれのチャプターで1つ設定されていて、その場面で使われる単語が網羅されています。

レベル的にも高すぎず、初めての人にも取り組みやすいはず。この本の単語を覚えていると日常会話ではほとんどどの場面でも困ることはなさそう。


最後はこれ!1100 words you need to know



かなり上級です。英検1級レベルですね。英検1級受験者、または合格者にすごくオススメ。

1ページに新しい単語が5つでてきます。

文章を読んで意味を推測→5つの例文の空欄に当てはまる単語を入れる→5つの単語と英語での定義をマッチングさせる

という流れになっています。これが、すごくいいんですよ。頭にすーって入ってきて!それにただの単語帳よりやっていて楽しいです!