今回はこちらの洋書を読んでみました。
SHORT STORIES IN ENGLISH という本です!
ちなみに、以前もこれと同じシリーズ(英語学習中級者向け)も読んでみました。それが想像していたより良かったので、こちらの初心者向けのも読んでみることに。
構成は初級も中級もほぼ同じでしたが、微妙に異なる点や書かれている英語の難易度・本の感想などを紹介します。
SHORT STORIES IN ENGLISH
相変わらず惚れ惚れする表紙です!
イギリス好きなら反応してしまうような、、はい、同じことを中級向けの本の紹介でも書いてました。こっちのほうが大人っぽい表紙です。
この本何気に新しいんですよね~。出て1ヶ月でこの記事を書いてるので、多分この記事が一番最初のレビューになるのかな?
本の構成
8つの短い物語があります。そして、それぞれ1つの物語は3つのチャプターから構成されています。
それぞれのチャプターで簡単な要約があるので、さっと目を通したら話を追いやすいです。内容の理解度をチェックするクイズも5つあるので、それも合わせて行うと話がより理解しやくなります。
途中まで読んでいて、しばらく日数が空いてしまい話をあまり覚えてなくても、1つ前のチャプターの要約に目を通すことですぐに話に追い付くことができるのが良いです。
ここまではもう1つの中級向けの物と同じなのですが、こちらの初級者向けの方にはストーリーの中に出てきた単語のいくつか(濃い黒字で書かれている単語)が意味と一緒に紹介されています。
ここでわからない単語があれば意味を英語で確認することができるというわけ。知っている単語でもそれを英語でどう説明するのかという視点で見てみると面白いしスピーキングにも役立ちます。
英語の難易度
CEFRでいうA2~B1向けと書かれています。わかりやすく言うと、英検準2級(初級)~2級(中級の下)ぐらいのレベルです。
書かれている英語はかなり易しめ。中級者向けのほうですらかなり易しいと感じたのですが、さらにもう一段簡単な英語で書かれている印象。
最後まで一通り読んだところ知らない単語は1つもありませんでした。それぐらい読みやすい本なので多読の素材としてはバッチリです。
物語は現実的な内容のものが多く、日常が舞台のため日常生活に則した会話レベルの英語が多いです。読むのはめちゃくちゃ簡単でも、このレベルの英語を会話で使いこなそうと思えば話は違ってきます。
この本のレベルの英語を使いこなせたら会話では文句なしでしょう。会話にそのまま応用できる自然な英語を取り入れる目的として読むのはオススメです!
日常の場面での自然な英語にたくさん浴びれるので、シャドーイングの素材としても特に優秀です。オーディオブックがあるのでそれと合わせてシャドーイングしまくれば会話力はかなりUPするでしょう。
ぼくは音声はもちろんGETしました。好きなイギリス英語のシャドーイング素材として活用するために本を買ったと言っても過言ではないです。
↑こちらはサンプル音声が聴けるので聞いてみてください。プロのイギリス人ナレーターの朗読。。なんて美しい。。
本の感想
こちらも想像していたよりも楽しめました!やはり1つの話が3つのチャプターで完結するので飽きが来ずに次々と読み進めていけたのが良かったです。
この本のシリーズを書いている人はOlly Richard という人で、多言語学習者で8個の言語を話すmultilingual で有名な語学ブログも書いているらしいです。
そしてなんとAston大学でTESOLを取得しているとのこと。実はAston大学はぼくが留学していたところなので驚き。。
ちょっと話が逸れそうなのですが、自分自身が外国語学習者かつ英語を教えるプロで、そんな人の書いた本なので英語力を高めるのにはやはり良いんだなと思いました。
というかこの人が書いたのかな?この人が指示を出しながらプロの作家がストーリーを書いたのか、、そのへんはちょっとよくわかりませんが。プロの作家でない英語の先生がこんな話を書けるならもはやそっちの道の才能があるんじゃないかと思ってしまいます(^_^;)
中級者向けよりもこちらのほうが現実的な話が多い印象です。そのぶん状況が読書に慣れていなくても誰にでも想像しやすいのかなと思いました。
話の幅の広さ的には前回紹介した中級者向けのほうが個人的には好みですが、それは個人の好みや感じ方によって変わるでしょう。
このストーリー8つもよくまとまってて面白かったです。
ただ「あれ、ここで終わり?」「続きはどうなった?」というものもいくつかありました。3つのチャプターで1つの物語が完結しないといけないので、無理矢理締めた感があるというか。。そこを除けば完璧でした。
この本のストーリー性や英語学習的な要素などを総合すると、
I'd give this book an 8 out of 10(on a scale of 1 to 10).
10段階で8点を差し上げます(´ω`)
ちなみに、on a scale of 1 to 10 というのは「10段階評価で」という意味です。"I'd give it a ○○←数字" などというように表現すれば何点か言うことができます。
本や映画などの感想を英語で話すときに便利なのでぜひ使ってみてください。
こういう会話に役立つ表現をいっぱい載せてるフレーズ集作ってるのでそちらも見てみてね~(宣伝!)
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ということでこの記事はここまで!
SHORT STORIES IN ENGLISH は多読したい人や会話力を伸ばしたい人、シャドーイング素材を探してる人にはぴったりの本なのでオススメです!
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