英語学習に関して、自分の高校生のころの経験や今までを振り返ってみると、これは良かった・あまり意味がなかったor 最初からこうするべきだった、ということがだいたい見えてきました。

この記事では、もし自分が高校生に戻ったとしたら、「こういう風に英語を身につける」というのを体験談や失敗を交えながら紹介していきます。

高校英語の勉強法に迷っている人には参考になるかなと思います。

ちなみに中学英語の単語や文法の知識は身についている前提です。

中学英語があやふやのまま高校生になってしまった場合は、2ヶ月ぐらい短期集中で中学英語の文法や単語をマスターしてからがスタートになります。


1.単語をひたすら覚える

中学英語がマスターできているのならば、後は単語ですべてが決まると言っても過言ではないです。

英語が苦手な人って、ほぼ全員と言っていいぐらい単語が弱いんですよ。高校生を何人か指導していて思うのですが、本当に単語で手こずっている人が多すぎます。

ぼくなら高2の半ばまでに英検準2級~凖1級の単語を完璧にしますね。

単語を高3になってから、もしくは高2になってからノソノソやり始める人が多いのがなぜなのかよくわかりません。

ぼくは高1年の時点で英検2級程度の単語はほぼ完璧に覚えました。そのおかげでその後は特に大きく苦労することはなかったですし、教科書の英語の味知語はほとんどなかったので定期テストも英語に関しては負担が少なかったです。おかげで高2・高3で焦って単語をする必要はありませんでした。

単語は知ってるか知らないか、ただそれだけです。

読解が苦手な人は、ただ単に単語を知らないだけのことが多いです。知らなかったら読めませんよね。

文章の中の味知語が全体の2割を占めると推測することすら難しくなって内容理解はチンプンカンプンになるそうです。

ぼくは中学の頃に英語は得意でしたが、高1の初めての全国模試(筆記)で70点少ししか取れなかったんですよ。読解問題も知らない単語だらけだと感じました。英語で70点台なんて久しぶりにとった(中1初め以来)ので、それが悔しかったのが高1の早い段階で高校英語の基礎単語を一通り暗記したきっかけです。

まあつまり、単語知らないのにいくら読んでも時間の無駄だよ、ってわけです。だったら最初に単語を覚えましょう。その後にスムーズに読める方が効率的なので。

高校生のうちは準1級の単語まで出来ていれば超難関私立大の問題でもない限り余裕で対応できるでしょう。

こうした理由から、単語はさっさと早いうちから詰め込んで覚えるのが正しいです。

1ヶ月に1000語覚えたら、半年で6000個覚えれるので、もともと知っている中学英語(1500~2000語ほど)と足したら語彙は7500~8000個(英検準1級程度)にちょうど達します。

もしやり直せるなら、ぼくは高1が終わるまでにはこのレベルの語彙力をつけておくようにします。

単語を覚える方法についてはこちらの記事に書いているので参考にしてください。



この方法が難しいのなら、1日に15個ずつ地道に覚えていきますね。それでも高2の前半で語彙力は8000語に余裕を持って到達できます。そうすれば高校英語はだいぶ楽になります。


2.早い段階からリスニングを始める

これは本当に強く思います。高校生のうちに真剣に取り組んでおけば良かったと個人的に一番思うのがリスニング。

ぼくが高校生のころ(2008~2011年)はリスニングなんて授業でほとんどまったく扱われていませんでした。さすがに今ではCDプレーヤーを先生が持って教室に入ってくる光景は普通のものだと思いますが、ぼくはリアルに高校時代にその光景を見た覚えがありませんw

もちろん定期テストでリスニングなんて1問もありませんでしたww

センター試験なんかもリスニングの配点は超低いし、ほとんどの大学の入試(国公立二次試験も私大入試も)にリスニング問題なんてありませんでした。こんなものなので、もちろん学校でもリスニングなんてしないというわけです。

とくにぼくの学校は中途半端に進学校だったため、受験に必要ないことは一切しないような高校でした。ALTの先生なんかも見た記憶が1ミリもないですww

そんな感じなので、ぼくも1秒もリスニングを勉強したことがありませんでした。自分も悪いですが、これに関しては本当に学校英語を恨みます(笑)

大学で外国語学部に進学して、英語が使われるのが当たり前の環境では最初はかなり苦労しました。でもそこからリスニングをするようになって、色々とやり方を探しているうちにシャドーイングという方法を知りました。

シャドーイングをたくさんすることによって、リスニングの向上だけでなく、音声の速さのまま文を前からどんどん捉えられるようになって、受験時代に読解問題ばかりしていた頃よりも読めるスピードが速くなり、しかも英語をそのまま前からどんどん処理する力がスピーキングにも活かせるようになりました。

もしぼくが高校生に戻れたら、ぼくが大学1年生で初めてするようになったリスニング、特にシャドーイングをひたすらやりますね。

これを何回も繰り返して、徐々にレベルをあげて今習慣になっているBBC Learning English のシャドーイングを高校生の頃から始めます。


3.BBC Learning English を使い倒す。

BBCが運営する世界の英語学習者のための無料の英語学習サイトで、色んなコンテンツが楽しめます。どのコンテンツにも音声やスクリプトがついているので、リスニングにもシャドーイングにもぴったしです。

音声はもちろん、スクリプトや単語の説明や解説もすべて英語なので、英語を英語のまま学べます。内容もすごく面白いので、英語を楽しみながら学べるので本当にオススメ!

さっきもリスニングを早く始めるべきだったと言っているのですが、これは本当に当たり前のことで、そもそも音声なしでどうやって言葉を学ぶんだという話です。

音声を主体に英語を学ぶことはリスニングだけでなく英語を英語のまま捉える力もつくので読解力も上がります。音声のシャドーイングを何回も繰り返すことでその中で使われている単語も勝手に覚えられるし、スピーキングにも役立つしで一石三鳥、一石四鳥ぐらいです。

BBC Learning English は昔から存在している超有名かつ人気の公式サイトなのに、なんで学校の先生は誰も教えてくれなかったんだろう?と思います。これ知らない意味がよくわからない。。


4.読解問題ばかりやらない

これは賛否両論ありそうですが、読解問題ばかりしていたことは少し後悔しています。とは言っても、読解はもちろん大事ですし、文章を隅々までしっかり分析することも時には大事だと思います。

ただ、読解問題をしていると、答え合わせや解説の確認など、なんだかんだで半分ぐらいは日本語を読んでいる状態なんですよね。

しかも読解問題はどちらかというと難解なものが多いです。文章の分析や解説の確認なども含めて、たった1つの長文に大幅に時間を取られてしまって、結果として触れられる英語の量が減ってしまうんです。

ぼくは高3の頃は特にひたすら長文を読んでいて、読解マニアみたいになっていましたw もちん何もやらないよりはマシですし、おかげで読解力もつきました。ただ、その時間で大量の英語に触れていたほうが結果として楽だったろうなと後から思います。

理想は、すぐに理解できる程度のあまり複雑でない英語を音声から大量に浴びることだと思います。これで英語力の土台が出来上がります。

先程のシャドーイング教材もそうですが、ぼくは簡単な英語の音声を大量に使うことで受験期から変わらなかった英語力が飛躍的に伸びたのを実感しています。

ただし、もちろん難しい文章の読解も受験には必要なので、それもしたほうがいいのですが、毎日やる必要はなく、週に2日程度でいいのではないかなと思います。

英語を英語のまま処理できる基礎力&単語力をつけてからのほうがレベルの高い長文もスムーズに読めるので効率的です。


5.発音をマスターする

さっき話した高校時代からもわかる通り、発音なんて本当に気にしたことなかったです。全部カタカナに当てはめて理解しているような感じでした。ぼくだけでなく高校の英語の先生も含めてです←

どれぐらいひどかったかというと、th の発音もs もsh も全部カタカナのサ行、f と h の違いもわからなければ、r と l もただ綴りが違うだけで同じ音だと思ってました。というかすべてカタカナで表せると本気で思ってました(笑)

発音記号なんかも読めない、というか読める必要がなくて、全部カタカナで覚えていたんです。

今となっては笑えるけど、これに何も疑問を持たずにのうのうと3年間英語をやってたかと思うとゾッとします、本当に。発音わかってないとリスニングなんかもできないし、スピーキングなんかもってのほかです。

発音記号と発音は思われているほど複雑ではないので、すぐにでもマスターしたほうが絶対に良いです。発音をしっかり理解していれば音がしっかり聞き取れるし自分でも再現できるしで、音声学習の負担がグッと減り学習効率も上がります。その結果、リスニングも読解力も上がるわけです。

発音にはアメリカ英語やイギリス英語など色々あります。日本の英語教育では音声はアメリカ英語が採用されているため、アメリカ英語が無難かもしれませんが、ぼくは高校生に戻れるとしてもイギリス英語の発音を採用します。これは単に好みの問題ですし、2つがまったくの別というわけではないので、本当に好きな方で良いと思います。

ぼくはアメリカ英語の発音の知識も何もない空の状態から、イギリス英語の発音で発音は学びました。

これが最初にぼくが独学で発音を学んだ本なのですが、シンプルですごくわかりやすくて、すぐに英語の発音が一通り理解できました。

ごちゃごちゃしている発音本よりもハードルは低いと思うので、かなりオススメです。イギリス英語の語彙や表現、アメリカ英語との違いも身につきます。

これを一通りおさえればOKなのですが、もう少し詳しくやりたければこれが良いです。

キクタンBritish に書いてある発音のことをもう少し深堀りして説明しているような内容で、例文や音声も豊富なのでたくさん発音を練習できてオススメです。ぼくならキクタンBritish をやった後にこちらもやります(やりました)。


6.文法を理解→実践レベルへ

文法を理解しているだけではなく、それが実践で使えるレベルに達するように、文法の自動化をしますね。

ぼくは文法も好きだったので色々と覚えたのですが、それをすぐさま使えるようになるまでは意識していませんでした。

文法を使える形で自動化するには、例文の瞬間英作文です。文法や文構造を理解している例文を、英語で瞬時に引き出せるようにする。その数が増えるほど英語を話すのにも活きてくるし、即座に英語を理解するのにも役立ちます。

瞬時に引き出せる例文のストックを増やすことで、スピーキングやライティングはもちろん、リーディングやリスニング時の英語を英語のままスムーズに理解する力も高まるので、バランスよく英語の力を底上げできます。これとシャドーイングを並行して継続すれば英語力は劇的に高まります。ぼくなら絶対にそうしますね。


これがかなり優秀なので、高校生の頃にこれに出会えたらな~と思います。最近でたばかりなので、今の中高生はラッキーとしか言いようがないです。

穴埋めや並び替えにいくら時間を注ぎ込んでも瞬発性は高まりません。初めから英文そのものを叩き込むほうが絶対に良いと言えます。


7.オンライン英会話を始める!

英語は言葉なのでやはり、その言葉を知るための単語学習、そして音声をたくさん聴くこと(文法理解は前提)が一番大事だと思うのですが、それと同じくらいやはり話すことも重要ですよね。

言葉を習得するのに聞くことも話すこともしないのは、やっぱ冷静に考えて不思議なことだし、自分で学習を難しくしてしまってます。

それに、英語を人生で一番多く勉強をする時期って、ほとんどの人にとって高校生の頃だと思うんです。その英語にたくさん触れている時期に会話も始めてしまえば、会話力も効果的に磨けると思うんです。

人生のどこかの段階で英会話に興味を持つようになる人はかなり多いのですが、その多くの人はたいてい社会人になってから英会話を始める印象です。かなりのブランクがあって詰め込んだ英語の知識も抜けきってしまった頃に始めるからやはり苦戦するんですよね。

先のことを見越しても、たくさん英語を勉強して知識が生きている状態のときに英会話を始めるのが一番効率的です。

部活などで忙しくてもオンライン英会話なら融通が効くので取り組みやすいし、値段もかなり安く収まるのでオススメです。コスパとそれに見合う効果を総合すればオンライン英会話では今のところネイティブキャンプ一択かなと個人的には思います。




長期的に見ても英会話を高校生でスタートするのはかなり良い投資になるのですが、実際は入試や民間試験でスピーキングの重要性が増しているので短期的にもメリットがあります。

また、ほとんどの人がスピーキングに取り組んでないときこそ周りと差をつけるチャンスなので、ほんと始めるのは早ければ早いほどいいです。

ぼくが高校生の頃はオンライン英会話はほとんど流行っていなかったのですが、今はよい時代ですね。ぼくなら絶対に始めますね。高校卒業までにはかなりの英語力になってるはずです。


この記事のまとめ

思っていることがたくさんあるので予定していたよりも随分と長くなってしまいました。笑

見やすいように最後に簡潔にまとめます。

まずは中学英語を完璧に理解していることが前提。あやふやな場合は短期集中で中学英語をさらうこと。そこからがスタート地点。

まずは単語を最優先。これですべて決まると言っても過言ではないぐらい単語は大事。とにかくたくさん覚えましょう。理想は高2半ばまでに英検準1級までの単語をカバー。これはやるかやらないかなだけので、必ず出来ます。

そして早い段階でリスニングを始めます。言葉を音無しで学ぶのは不可能です。そんなの出来たら宇宙人ですから。必ずリスニングを始めましょう。

そしてシャドーイングをします。簡単な音声のものを完璧にできるまで。徐々にレベルを上げていく。とにかく音声学習が大事。

音声学習といえばBBC Learning English を活用する。こんなに有料な学習教材は世の中どこ探してもない。これが無料なので使わないのは損。

音声学習に発音は付き物。理解するにはそこまで難しくないので早い段階でこれもやってしまうこと。

そして文法は理解だけに留まらず、たくさんの例文を瞬間英作文することで自動化。それによって話す書くだけでなく、英語力が4技能ごと底上げされる。

そしてオンライン英会話で英語を実際に話すこと。高校生という人生でおそらく一番英語を勉強している時期に会話も始めてしまうことはかなり効率的。しかも周りとも差をつけやすいし、人生の後々も得することだらけ。短期的にも長期的にもメリットがあるので、ぼくなら絶対に始めますね。