これってあるあるだと思うんですが、オンライン英会話でFree talking をしていると、話す内容がマンネリ化してきませんか?

オンライン英会話ではたくさんの先生の中から空いてる人を選ぶので、予約でお馴染みの先生をおさえたりしない限りは初対面での会話であることが多いです。

そのときのお決まりが自己紹介。そして、自己紹介から趣味や仕事の話。

こんな感じで、1レッスンを終えてみると、またいつもと同じようなことばかり話してしまった。そして自己紹介ばかりが上手になっている。

本来 Free talking はその場の流れに身を任せ毎回違うことを話す、即興的な会話を練習するための物なのに、気付けばテンプレのような受け答えをしてしまっている。

これをどう解決すべきかという相談を以前受けて、解決策をいくつかシェアしたことがあります。

そうすると、それがすごく役立ったようで、ブログに書いたほうが良いよ!と言われたので、今まさにフリートーキングについて書いています。

これから紹介するのは、フリートーキングで1つの話題に偏らず様々な話題に繋げる方法ですが、日常生活の人とのコミュニケーションそのものにも役立つと思います。


1. 受け身にならない

英会話になると極端に受け身の姿勢になる人がけっこういます。

相手に何か質問されても、それに対して機械的に答えるだけ。それだと会話は弾まないので、先生側が会話の流れを作ろうとします。

その結果、初対面の先生であれば、趣味や仕事の話についての会話になることが多いんです。

あまり良くない会話例を見てみましょう。
先生:How was your week?
生徒:I did nothing special.
先生:Oh, ok.
生徒:……
先生:What do you enjoy in your free time?
生徒:I play badminton.
これだと英語や日本語以前に、コミュニケーションの姿勢が欠落していますよね。とても話が弾むとは言えません。

このような受け身の姿勢を捨てましょう。

・相手に質問されるのを待つ(会話を任せっきりにする)
・質問にただ機械的に答えるだけ

この2つを避けるだけでもだいぶ変わってきます。

次は、話が無難に弾みつつ会話が様々な話題に広がりやすくなる具体的な方法を紹介します。


2. 自分からも質問する

先程の良くない会話例のような状況は日常生活では不自然です。

相手がずっと質問してくれるような場面は普通は滅多にありません。自分からも質問しましょう。そうすることで、会話のキャッチボールが成り立ちます。

自分からも質問をすることで会話はどんどん広がりますし、様々な話題に繋がります。

何の質問をすればいいの?と思うかもしれませんが、そんなに難しいことではないですよ。

・質問されたら答える→ How about you? 等と同じことを相手にも聞く

・何かについて意見を述べる→ それに関して What do you think (about~)? と相手の考えも聞く

こうして相手が答えたことに関して、考えや意見をさらに話す。というようにすると、自然と会話は弾み、相手によって様々な異なる話題に繋がりやすくなります。

良い会話例
先生:How was your week?
生徒:I went to a bar with friends and watched a football match while drinking. How about you?
先生:Oh, you watched a football match with your friends in a bar? That's nice! I went to a shopping mall in my town. 
生徒:What did you buy?
先生:I bought a swimwear. I'm going to the beach for swimming with my uni friends! Do you swim in summer?
この会話例のように、ただ質問に答えるだけでなく、何か答えた後に自分からも質問をすることによって、会話は何十通りにも広がっていきます。

たったこれを実践だけで、いつも自己紹介に趣味や仕事の話ばかりということはなくなりますよ。

話し上手な人は聞き上手と言いますが、円滑なコミュニケーションでは質問をすることが大事です。

ただ、これは英会話のレッスンなので、あくまでたくさん話すのは生徒であるべきです。自分が話すターンのときは時間を使っても良いので目一杯話しましょう!

先生に話してもらうために質問するのではなく、会話を広げるための質問だと考えたらいいでしょう。

バナナと言えばフィリピン、フィリピンと言えば南国、南国と言えば旅行・・・というように会話は無限に広がります。

では最後に、そのときそのときによって毎回異なる話題になり即興的な会話ができる質問をいくつか紹介します。


3. こんな質問は会話が多方向に広がりやすい

・週末の出来事(過去)
・週末の予定(未来)
・気になるニュース
・最近嬉しかったこと/怒ったこと

もちろん他にもたくさんありますが、こうした簡単でありきたりな質問は意外と個人によって答えにバラツキがあります。

そこで相手の発言からトピックを広げていくイメージです。

例えば、週末にカフェに行ったとしたら、お気に入りのカフェ→居心地の良いカフェの条件→良い接客とは→アルバイト経験→同僚について

飲みに行ったとしたら、誰と行ったのか→どういう関係なのか→人間関係を保つ方法→(無限に続く…)

もしかしたらそこから飲酒運転の話になったりもするかもしれませんね。

という風に、その質問の答えによって会話は何通りにも広がっていきます。

ニュースはその時期によって毎回変わるので、話題も同じように毎回変わるのは言うまでもなく。

このように、そのときの話題に関連するものにどんどん繋げていけば良いですよ!

英会話の練習でも、ただのお喋りでも、会話がコロコロ変わるのはよくあることだし、全然OKです!そのとき思い付いた話題に関連することをどんどん質問していきましょう。


4. なるべく最低2~3個の文で話す

相手に質問されて答えるときは、なるべく長い文で答えたらいいです。

同じことでも構わないので、表現や言い方を変えながら、複数の文で話してみましょう。

もちろん毎回複数の文で答えないといけないというわけではないですが、できるならなるべく最低2~3個の文で答えてみましょう。

そうすることのメリットは発話時間が増えるということ。せっかくの英会話レッスンなので、たくさん話してなんぼです。

また、こちらから相手に与える情報量が多いほど、相手もそこから会話を広げやすいので、コミュニケーションが捗ります。

もし自分が何を聞いても毎回1文で答えられたら、話題を広げにくいですよね。冷たい印象を与えてしまうこともあるかもしれません。

たくさん話してくれる相手には、こちらも自然と会話をしようという気持ちになります。


この記事のまとめ

・受け身の姿勢をやめる

・なるべく複数の文で話し、相手にも質問をする

・こちらからも質問をすることで、会話のキャッチボールが成り立つ

・効果的に質問をすることで、様々な方向に話題が広がりやすい

・週末の出来事などは、簡単ながらも意外と色んな会話に結び付きやすい(特に初対面の相手ほど)


これらを意識して、オンライン英会話のFree talking を楽しみましょう!