いちおう言っておきますが、べつにぼくはアンチTOEICではありません。

TOEICは実際よくできたテストだと思います。大学入試問題や学校の定期テストなんかよりもはるかに良質。


ただ、TOEICと聞いてほとんどの人がイメージするのが990点満点のリスニング・リーディングテストです。そっちがメジャーなんですが、実はTOEICにはスピーキング・ライティングテストも存在します。

TOEICは、LR(リスニング・リーディング)だけでなくSW(スピーキング・ライティング)も活用して初めて価値が出ると思っています。両方受験するのが当たり前になればTOEICは英語の4技能がしっかり測れるテストとして不動に地位を得るはず。

多くの英語学習者は盲目的にTOEICのLRだけを何回も受け続けています。

これだけではあまりにもったいなさすぎるし、ナンセンス。

TOEICerを筆頭とした日本の英語学習者がLRだけに固執してSWの人気が出なければ、英語教育の時代変化により英検やTOEFLがより重要視されるようになりTOEICは沈みゆく船になる気がします。

TOEICのLRテストはその名の通り、たったの2技能しかテストしていないんですよ。極論を言えば、TOEIC(LR)満点でも英語での簡単なあいさつや会話がろくにできない人もいるということ。

TOEICのLRテストのスコアのみでは英語力の証明にならないんです。


特に今は、英語教育が大きく変わろうとしているところで、2020年から入試が4技能化する可能性がかなり高い。そうなると、学校の授業では英語の発信力(ライティング・スピーキング)の重要性が高まります。結果として、日本の英語学習者は中高生や若者を中心としてスピーキング・ライティング能力の資格に今以上の価値を見出すようになる。

そういう時代はもうすぐそこで、その時にTOEICのLRテストばかり受け続けてきてそれ以外の資格を持っていない人は今のような価値がなくなります。

今はとりあえずTOEICのLRテストで900あればそれだけで一目置かれますが、将来的には「それがどうしたの?SWテストのスコアは?それか英検は持ってるの?」というふうになってしまいます。こういう流れが来るのはほぼ確実だと思います。

実際にぼくは英語は4技能のバランスが重要とわかっているので、たとえTOEIC満点の人がいてもその人がそれ以外にスピーキング力を証明する資格をいっさい持っていないと、「英語ができる人」とは判断しません。

スピーキング・ライティングの重要性が認知されるにつれ、ぼくのような考え方は一般化していく。

とくに英語の予備校講師や塾講師はこのことをしっかり理解しておく必要があります。

TOEIC990点講師のような人でも、その他いっさい資格を持っていなければ食べていけなくなるかも。というのは言い過ぎかもしれませんが、少し困難な状況になるのは確かですよね。

例えば、TOEIC960のみの先生と、TOEICは900だけどSWテストで300点(もしくは英検準1級or1級など)を持っている先生では、間違いなく後者のほうが価値が高いです。ぼくが生徒でも後者を選ぶでしょう。

資格がすべてというわけではないんですが、TOEICのLR高スコアしか持っていない先生は需要が減っていくはずです。


TOEICはLRとSWを一緒に受けるのが当たり前になったり、もはやLRテストとSWテストを英検みたいに合体させてしまえば日本では4技能を測る最強のテストに君臨すると思う。

ただ、現実的にはやっぱり4技能と言えば英検なのかなーと。大学入試の4技能化が進むにつれて、英検人気に火がついてTOEICよりも主流になってきそう。

TOEICのいいところは5点刻みで点数を細かく出せるところだけど、実は英検には各級共通でCSEスコアというのができて、4技能の合計が最大3500点まで出るようになった。

TOEICよりも細かい点数は出るし、級にとらわれずにスコアをアップさせるような受け方、それこそ今のTOEICのような受け方ができるわけで。

しかもTOEICはかなり誤差が大きい。まぐれで100点近く上がったりという例もよく聞くけど、英検のCSEスコアではそれはおきにくい。

けっきょくはなんだかんだで4技能を簡単に証明できるのは英検だから、今TOEICのLRテストばっか必死で受けてる人は、今のうちに英検を取得しておいたほうがいい。もしくはSWテスト。

英検がどうしても嫌なら、TOEICのLRのみではなくSWは受験したほうが絶対いい!


英語の4技能化、スピーキング・ライティング力評価の流れはほんとすぐそこまで来ています。まあこれが本来の語学の在り方なので、ようやくか、という感じです。

なので英語のスピーキング・ライティングの力を今のうちにつけときましょう。


聞く、読む以外にも、英語でコミュニケーションを取れるというのは良いことですよ!

資格うんぬんに関わらず、一度机に向かう勉強から離れて英語のアウトプットの練習をしてみたらいいんじゃないかなと思います。


TOEIC Speaking & Writing 公式 テストの解説と練習問題
Educational Testing Service
国際ビジネスコミュニケーション協会
2015-12-16



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