今日は英単語のお話です。
単語学習は英語学習においてかなり大切な要素ですよね。
そこでいきなりですが、
ぼくたち英語学習者は英単語を何個覚えるのを目標にすべきなんでしょうか?
ぼくの現在の英語の語彙数はおそらく13000語程度ですが、英単語を覚えていく中で自分が感じたことや経験を照らし合わせながら、このことについて考えていこうと思います。
まず、結論から言うと、自分の目指すレベル(できるようになりたいこと)によって必要な語彙数は変わってきます。
個人的な意見ですが、英語を使って仕事がしたいような人(英語教師なども)はとりあえず10000語を最終目標にすればいいんじゃないかと思います。
もう少し詳しく話しますね!
まずは語彙数によって、レベルをいくつかに分けてみます。(ぼくが考え付いた語彙レベルです)
レベル1(超初級):~1500語
レベル2(初級) :3000語
レベル3(中級) :4000~5000語
レベル4(中上級):7000語~8000語
レベル5(上級) :10000語
レベル6(超上級):15000語~
自分の経験上、英語を使う上でできるようになったことの変化を考慮するとだいたいこのようなレベル区分になると思います。
言い換えると、このレベルが1つ上がるごとに英語でできることが増えていく、ということです。
なので、最終目標となるレベルを1つ決めて、「そこまで段階的にレベルを上げていく」という意識で学習していくと、目標に近づいていることが感じられるし客観的に自分のレベルを把握できるのでオススメです。
例えば、10000語が最終目標で現在の語彙数が3000だとすれば、かなり長く果てしなく感じるものですが、レベルで考えると、「今はレベル2か、もうすぐレベル3になる。頑張ってレベル5に到達するぞ」という風に思えるかもしれません。ゲーム的に単語学習を楽しみましょう(笑)
では今から具体的に、超初級から超上級まで、それぞれのレベルについて詳しく見ていきましょう!
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・レベル1(超初級):~1500語
この語彙数は、中学英語を一通りやって英語が苦手でない人なら達している程度の語彙数です。ゼロから英語をやり直したい人や、これから英語を始める小中学生はまず1500語を目標にしましょう。
このレベル内は、英語学習の超入門というところですかね。実際によく使う基本となる単語ばかりなので、このレベルの単語は能動的に使えることを意識しながら丁寧に覚えていく必要があります。
※ぼくたちの知っている語彙には能動的なものと受動的なものがあります。能動的な語彙とは、意味を理解して実際のアウトプットの場面でとっさに使いこなせる単語のことです。受動的な語彙とは、意味を理解しているけど普段のアウトプットの場でとっさに使えない(使う必要が少ない)単語のことです。ニュースや新聞で出てくるような単語がこれに当てはまることが多いです。ぼくたちの獲得している語彙のほとんどは受動的な語彙にあたります。普段とっさに使いこなせるような単語は実は限られています。
・レベル2(初級):3000語
レベル1を超してから、高校英語の中の重要単語(基本単語)を抑えたらこのレベル(約3000語)に達すると思います。ぼくの経験から言うと、このレベルの語彙力に達していれば、英語を話すことに慣れさえすれば充分に言いたいことが伝えられるようになる思います。
実際に英語の日常会話をするときに感じますが、ぼくが友達と話すようなときに使う単語の8割はおそらくこのレベル内の単語です。ネイティブの友達の話す英語も意外とこのレベルの語彙がほとんどな気がします(日本人に向けて易しい単語を使ってくれている可能性もあり)。
ただ、もちろんこれは簡単な話題に限ってです。日常会話でももう少し複雑な話をすることもありますよね。例えば仕事の話など。そういうときは専門用語やビジネス英語を使うこともあります。
つまり、このレベルなら、簡単な日常会話や旅行程度でならあまり支障なくコミュニケーションが取れるようになります。ただ、英会話での慣れの部分が大きく左右する。英会話の上手い人は簡単な単語を駆使しながら色んなことを話します。
英会話を嗜みたい人はこのレベルを目指しましょう。
・レベル3(中級):4000~5000語
高校英語を一通りマスターすれば達する語彙数です。英語が得意な高校生ならこれぐらいの語彙数ですね。センター試験のほぼすべての単語が理解できます。英検で言うとちょうど2級レベル。
このレベルに達すると、日常会話がかなりラクになります。普段の会話で使うような単語はすべてこのレベル内に収まるはず。
5000語を覚えようとすると、レベル1や2と違って受動的な語彙もけっこう増えてきますが、頑張って覚えましょう。英語学習者向けに作られた簡単な洋書ならけっこうスラスラ読めるようになります。
海外に語学留学に行く人は、最低でもこのレベルの語彙数を出国までに身に着けておきましょう!このレベルの語彙を知っておけば、なんとか言いたいことを伝えられます。
逆にこのレベルが身に着いていないと、英語での授業についていくのが少し大変になると思います。授業の課題なんかをこなすのにも単語が障壁になりますからね。
ある程度の語彙数を持って留学に行くと、話せる内容が初めのうちから多くなるので英会話力が向上しやすくなると思います。逆に単語を知らないとアウトプットの量が物理的に少なくなってしまうので英会話力が伸びにくくなってしまいます。
実はこのレベルの単語力を身に着けておくことが留学前に必要な条件です。この大切さを見落としてしまっている人は意外と多いですが、留学の成功は最初の語彙力が大きなカギを握っています。
ちなみにぼくがイギリスに留学した当初はレベル3~4の間の語彙数でした。
レベル4(中上級):7000語~8000語
日本の超難関大学の入試でもだいたいの単語をカバーできているレベルです。普通の大学受験対策だけでは身に着かない(必要ない)語彙数。つまり、英語が好きな人or得意な人が高校卒業後も英語学習を続けていれば達する語彙レベルであるということです。英検でいうと準1級相当。
これぐらいの語彙数があれば世間一般的には英語上級者レベルとみなされます。
このレベルの単語は受動的な単語がほとんどを占めてきます。つまり、日常会話ではここまでの語彙数は必要ないということ。
だからと言って必要ない単語ばかりを覚えないとこのレベルに達せないわけではありません。
洋書やニュース記事を読むには最低でもこれぐらいの語彙数は必要となってくるからです。
社会的な話題に関しての議論でも7000語レベルまでの語彙はよく使われます。
洋書やニュースを楽しんだり、英語で情報を仕入れたいなと思う人はまずはこのレベルの語彙数を目指すといいと思います。
外国語学部や文学部の英語専攻の人は卒業までに最低でも7000~8000語は知っておきたいですね。
学校の英語の先生もとりあえずこのレベルに達しておきたいところ。。
このレベルからはアウトプットが目的ではなく、ほとんどインプットが目的になってきます。
レベル5(上級):10000語
知っている語彙数が10000語に達すると洋書や英語のニュース記事を読むのがグンとラクになります。英検で言うと、1級頻出の基本語彙を抑えているぐらい。これから1級に挑戦する人は最低でも達しておきたいレベル。
ただ、10000語知っているからと言ってどんな洋書の単語でもわかる、ということはありません。あくまで、読みやすくなるだけで、とくに洋書では知らない単語がまだまだ普通に出てきたりします。
ここまで達するには、普段の会話ではほぼ使わないような単語をかなりたくさん覚えなければいけません。
なので単語学習が好きな人、そうでなくても根気がある人でないとなかなかこのレベルには達せないと思います。
英単語が好きな人や洋書をスラスラ読みたい人はこのレベルを目標にしたらいいと思います。
個人的には、日本の英語学習者のほとんどはとりあえずここを最終目標にすればいいんじゃないかなと思います。
レベル6(超上級):15000語~
このレベルに達している日本人はいったいどのくらいいるのでしょうか。ここからは未知の世界で、今ぼくが目標としているレベルです。
このレベルでも英語ネイティブスピーカーにはまだまだ届かないと思いますが、教養のない英語ネイティブの語彙数ならもしかしたら超すかも、しれませんね(笑)
このレベルの語彙数に達するには単語帳での学習だけでは絶対に不可能です。自分が使っている単語帳をすべて制覇しているのが前提で、洋書やニュース記事など英語を多読する中で新たな単語をたくさん覚えていく必要があります。
もはや辞書を使って15000語以上覚えてしまう、とかも考えられますが、これは現実的ではないですね(笑)
このレベルは単語帳のみでは達せないので、多くの日本人の最終目標はとりあえず一個下のレベル5でいいと思います。
英語の上級者から抜けてさらに上のレベルに達したいプロ意識の高い人はなんとか15000語を覚えることを目標にしたらいいと思います。
ただ、15000語ぴったし知っているのと20000語知っているのでは大きな差があるので、超上級レベルに達してからは果てしなく広い世界が広がってますね。終わりが見えない(笑)
以上のことをまとめると、
英語が話せるようになりたい!という目標の人は、語彙数は3000語が必要で、できるなら4000~5000語は知っておきたいところ。ほとんどの英語学習者はまずここを目標にすればいいと思います(^^)
語学留学を考えている人は頑張って5000語を覚えましょう。
英語で小説やニュースを読んだりして情報をインプットしたい人や、日常会話以上の英語を知りたい人は7000~8000語を目指すといいですね。とくに英語教師はこのレベルには達しておいてほしい。
それ以上のレベルを求める人は10000語。多くの人にとって最終目標はこのあたりだと思います。
英語マニアはさらに上の15000語獲得が目安でしょうか。
とりあえず10000語を覚えるには単語帳はどうしたらいいの?
ほとんどの単語帳はせいぜい2000語程度しか掲載されていませんもんね。5冊やったところでほとんど単語が重複してしまうのでとうてい10000語には達しません。
ということは、単語が重複しない異なる単語帳を何冊か用意する必要があるのです。
そうすることで効率よくたくさんの単語を覚えられますよね。
そこでオススメなのが、アルクの究極の英単語シリーズ。1冊3000語で全部で4冊(合計12000語)が掲載されています。しかもアルクの究極の英単語は日本人が本当に必要な英単語を膨大なデータから分析して重要な順に上から掲載されています。
もしくは、英検の単語帳。5級から1級までの計7冊にもわたりますが、重複することなく英単語が合計10000語以上学習できます。とくに英検は、日本の英語学習者が段階的に必要な英語力を身に着けられるように作られた良いテストなので、それに出てくる単語にムダがありません。
この異なる2つの単語帳シリーズ(英検と究極の英単語)ですが、全体を通してほとんど同じ単語が掲載されています。
つまり、本当に日本人が必要と言われる単語が掲載されている単語帳とほとんど同じような単語が掲載されている「英検の単語帳」、日本人英語学習者が英語を習得できるように作られた英検の単語帳とほとんど同じ単語が掲載されている「究極の英単語」
これがどういうことかと言うと、二つの異なる単語帳がそれぞれの信憑性を証明しているということですね。
つまり「英検の単語帳」と「究極の英単語シリーズ」はどちらも語彙を習得したい英語学習者にとってピッタシということです!
効率よく単語学習をするにはこのどちらかを使えばいいのですが、これは好みの問題です。
ただ、ぼく的には、「究極の英単語」シリーズがオススメです。1冊3000語とキリがいいし、合計で覚えられる単語数も12000と多いですからね。英検だと7冊必要なのが4冊で済みます。たった4冊で12000語をカバーできるのは「究極の英単語」しかありません。
英語学習者は初めから単語帳はこのシリーズを使うのが一番いいです。
英会話ができるようになることが目標の人はこの2冊を覚えれば充分です。これで累計6000語になるので、ぼくの作ったレベルだと、レベル3まで達することができます。
留学をしたい人や日常会話に必要な単語を身に着けたい人はこの2冊に挑戦することになります。
この3冊目が終わった時点で語彙数の累計は9000語になります。ぼくの作ったレベルだと、レベル4に達します。日常会話レベル以上の単語力を求める人(洋書やニュース記事などを読めるようになりたい人)はこの本に挑戦することになります。
これで累計12000語に達するのでぼくの作ったレベルの5を超えることになります。最後の3000語なのでさすがに難しい単語ばかりですが挑戦する価値はあります。これを終えると英検1級に必要な単語がカバーできています。英検1級受験者にとくにオススメです。
この4冊を終えれば12000語もの語彙が獲得できます。あとは多読で語彙を地道に増やしていきましょう。
12000語に到達できる単語帳は「究極の英単語」シリーズだけです。長期的に英語学習を続ける人ほどこれを使った方が効率よく語彙を強化できますね。
じゃあ具体的にどうやって覚えていけばいいの?
かなり長くなってしまったので省きます(笑)
実は単語の覚え方は別の記事に書いているので、詳しくは下の2つを見てください!
①能動的な単語を覚えるにはこっちがオススメ:
英単語を長期的に着実に覚える方法
②難しい単語を一気に覚えるにはこっちがオススメ:
なるべく短期間で大量の英単語を覚える。僕は半年で6000語覚えたよ!
最初の3000語は超基本なので①のように丁寧に覚えた方がいいと思います。ただ、②と併用できたらもっといいですね。6000語を超えたあたりからは②の方法が向いていると思います。
長くなってしまいましたが最後まで見てくれてありがとうございました(^^)
単語学習は英語学習においてかなり大切な要素ですよね。
そこでいきなりですが、
ぼくたち英語学習者は英単語を何個覚えるのを目標にすべきなんでしょうか?
ぼくの現在の英語の語彙数はおそらく13000語程度ですが、英単語を覚えていく中で自分が感じたことや経験を照らし合わせながら、このことについて考えていこうと思います。
まず、結論から言うと、自分の目指すレベル(できるようになりたいこと)によって必要な語彙数は変わってきます。
個人的な意見ですが、英語を使って仕事がしたいような人(英語教師なども)はとりあえず10000語を最終目標にすればいいんじゃないかと思います。
もう少し詳しく話しますね!
まずは語彙数によって、レベルをいくつかに分けてみます。(ぼくが考え付いた語彙レベルです)
レベル1(超初級):~1500語
レベル2(初級) :3000語
レベル3(中級) :4000~5000語
レベル4(中上級):7000語~8000語
レベル5(上級) :10000語
レベル6(超上級):15000語~
自分の経験上、英語を使う上でできるようになったことの変化を考慮するとだいたいこのようなレベル区分になると思います。
言い換えると、このレベルが1つ上がるごとに英語でできることが増えていく、ということです。
なので、最終目標となるレベルを1つ決めて、「そこまで段階的にレベルを上げていく」という意識で学習していくと、目標に近づいていることが感じられるし客観的に自分のレベルを把握できるのでオススメです。
例えば、10000語が最終目標で現在の語彙数が3000だとすれば、かなり長く果てしなく感じるものですが、レベルで考えると、「今はレベル2か、もうすぐレベル3になる。頑張ってレベル5に到達するぞ」という風に思えるかもしれません。ゲーム的に単語学習を楽しみましょう(笑)
では今から具体的に、超初級から超上級まで、それぞれのレベルについて詳しく見ていきましょう!
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・レベル1(超初級):~1500語
この語彙数は、中学英語を一通りやって英語が苦手でない人なら達している程度の語彙数です。ゼロから英語をやり直したい人や、これから英語を始める小中学生はまず1500語を目標にしましょう。
このレベル内は、英語学習の超入門というところですかね。実際によく使う基本となる単語ばかりなので、このレベルの単語は能動的に使えることを意識しながら丁寧に覚えていく必要があります。
※ぼくたちの知っている語彙には能動的なものと受動的なものがあります。能動的な語彙とは、意味を理解して実際のアウトプットの場面でとっさに使いこなせる単語のことです。受動的な語彙とは、意味を理解しているけど普段のアウトプットの場でとっさに使えない(使う必要が少ない)単語のことです。ニュースや新聞で出てくるような単語がこれに当てはまることが多いです。ぼくたちの獲得している語彙のほとんどは受動的な語彙にあたります。普段とっさに使いこなせるような単語は実は限られています。
・レベル2(初級):3000語
レベル1を超してから、高校英語の中の重要単語(基本単語)を抑えたらこのレベル(約3000語)に達すると思います。ぼくの経験から言うと、このレベルの語彙力に達していれば、英語を話すことに慣れさえすれば充分に言いたいことが伝えられるようになる思います。
実際に英語の日常会話をするときに感じますが、ぼくが友達と話すようなときに使う単語の8割はおそらくこのレベル内の単語です。ネイティブの友達の話す英語も意外とこのレベルの語彙がほとんどな気がします(日本人に向けて易しい単語を使ってくれている可能性もあり)。
ただ、もちろんこれは簡単な話題に限ってです。日常会話でももう少し複雑な話をすることもありますよね。例えば仕事の話など。そういうときは専門用語やビジネス英語を使うこともあります。
つまり、このレベルなら、簡単な日常会話や旅行程度でならあまり支障なくコミュニケーションが取れるようになります。ただ、英会話での慣れの部分が大きく左右する。英会話の上手い人は簡単な単語を駆使しながら色んなことを話します。
英会話を嗜みたい人はこのレベルを目指しましょう。
・レベル3(中級):4000~5000語
高校英語を一通りマスターすれば達する語彙数です。英語が得意な高校生ならこれぐらいの語彙数ですね。センター試験のほぼすべての単語が理解できます。英検で言うとちょうど2級レベル。
このレベルに達すると、日常会話がかなりラクになります。普段の会話で使うような単語はすべてこのレベル内に収まるはず。
5000語を覚えようとすると、レベル1や2と違って受動的な語彙もけっこう増えてきますが、頑張って覚えましょう。英語学習者向けに作られた簡単な洋書ならけっこうスラスラ読めるようになります。
海外に語学留学に行く人は、最低でもこのレベルの語彙数を出国までに身に着けておきましょう!このレベルの語彙を知っておけば、なんとか言いたいことを伝えられます。
逆にこのレベルが身に着いていないと、英語での授業についていくのが少し大変になると思います。授業の課題なんかをこなすのにも単語が障壁になりますからね。
ある程度の語彙数を持って留学に行くと、話せる内容が初めのうちから多くなるので英会話力が向上しやすくなると思います。逆に単語を知らないとアウトプットの量が物理的に少なくなってしまうので英会話力が伸びにくくなってしまいます。
実はこのレベルの単語力を身に着けておくことが留学前に必要な条件です。この大切さを見落としてしまっている人は意外と多いですが、留学の成功は最初の語彙力が大きなカギを握っています。
ちなみにぼくがイギリスに留学した当初はレベル3~4の間の語彙数でした。
レベル4(中上級):7000語~8000語
日本の超難関大学の入試でもだいたいの単語をカバーできているレベルです。普通の大学受験対策だけでは身に着かない(必要ない)語彙数。つまり、英語が好きな人or得意な人が高校卒業後も英語学習を続けていれば達する語彙レベルであるということです。英検でいうと準1級相当。
これぐらいの語彙数があれば世間一般的には英語上級者レベルとみなされます。
このレベルの単語は受動的な単語がほとんどを占めてきます。つまり、日常会話ではここまでの語彙数は必要ないということ。
だからと言って必要ない単語ばかりを覚えないとこのレベルに達せないわけではありません。
洋書やニュース記事を読むには最低でもこれぐらいの語彙数は必要となってくるからです。
社会的な話題に関しての議論でも7000語レベルまでの語彙はよく使われます。
洋書やニュースを楽しんだり、英語で情報を仕入れたいなと思う人はまずはこのレベルの語彙数を目指すといいと思います。
外国語学部や文学部の英語専攻の人は卒業までに最低でも7000~8000語は知っておきたいですね。
学校の英語の先生もとりあえずこのレベルに達しておきたいところ。。
このレベルからはアウトプットが目的ではなく、ほとんどインプットが目的になってきます。
レベル5(上級):10000語
知っている語彙数が10000語に達すると洋書や英語のニュース記事を読むのがグンとラクになります。英検で言うと、1級頻出の基本語彙を抑えているぐらい。これから1級に挑戦する人は最低でも達しておきたいレベル。
ただ、10000語知っているからと言ってどんな洋書の単語でもわかる、ということはありません。あくまで、読みやすくなるだけで、とくに洋書では知らない単語がまだまだ普通に出てきたりします。
ここまで達するには、普段の会話ではほぼ使わないような単語をかなりたくさん覚えなければいけません。
なので単語学習が好きな人、そうでなくても根気がある人でないとなかなかこのレベルには達せないと思います。
英単語が好きな人や洋書をスラスラ読みたい人はこのレベルを目標にしたらいいと思います。
個人的には、日本の英語学習者のほとんどはとりあえずここを最終目標にすればいいんじゃないかなと思います。
レベル6(超上級):15000語~
このレベルに達している日本人はいったいどのくらいいるのでしょうか。ここからは未知の世界で、今ぼくが目標としているレベルです。
このレベルでも英語ネイティブスピーカーにはまだまだ届かないと思いますが、教養のない英語ネイティブの語彙数ならもしかしたら超すかも、しれませんね(笑)
このレベルの語彙数に達するには単語帳での学習だけでは絶対に不可能です。自分が使っている単語帳をすべて制覇しているのが前提で、洋書やニュース記事など英語を多読する中で新たな単語をたくさん覚えていく必要があります。
もはや辞書を使って15000語以上覚えてしまう、とかも考えられますが、これは現実的ではないですね(笑)
このレベルは単語帳のみでは達せないので、多くの日本人の最終目標はとりあえず一個下のレベル5でいいと思います。
英語の上級者から抜けてさらに上のレベルに達したいプロ意識の高い人はなんとか15000語を覚えることを目標にしたらいいと思います。
ただ、15000語ぴったし知っているのと20000語知っているのでは大きな差があるので、超上級レベルに達してからは果てしなく広い世界が広がってますね。終わりが見えない(笑)
以上のことをまとめると、
英語が話せるようになりたい!という目標の人は、語彙数は3000語が必要で、できるなら4000~5000語は知っておきたいところ。ほとんどの英語学習者はまずここを目標にすればいいと思います(^^)
語学留学を考えている人は頑張って5000語を覚えましょう。
英語で小説やニュースを読んだりして情報をインプットしたい人や、日常会話以上の英語を知りたい人は7000~8000語を目指すといいですね。とくに英語教師はこのレベルには達しておいてほしい。
それ以上のレベルを求める人は10000語。多くの人にとって最終目標はこのあたりだと思います。
英語マニアはさらに上の15000語獲得が目安でしょうか。
とりあえず10000語を覚えるには単語帳はどうしたらいいの?
ほとんどの単語帳はせいぜい2000語程度しか掲載されていませんもんね。5冊やったところでほとんど単語が重複してしまうのでとうてい10000語には達しません。
ということは、単語が重複しない異なる単語帳を何冊か用意する必要があるのです。
そうすることで効率よくたくさんの単語を覚えられますよね。
そこでオススメなのが、アルクの究極の英単語シリーズ。1冊3000語で全部で4冊(合計12000語)が掲載されています。しかもアルクの究極の英単語は日本人が本当に必要な英単語を膨大なデータから分析して重要な順に上から掲載されています。
もしくは、英検の単語帳。5級から1級までの計7冊にもわたりますが、重複することなく英単語が合計10000語以上学習できます。とくに英検は、日本の英語学習者が段階的に必要な英語力を身に着けられるように作られた良いテストなので、それに出てくる単語にムダがありません。
この異なる2つの単語帳シリーズ(英検と究極の英単語)ですが、全体を通してほとんど同じ単語が掲載されています。
つまり、本当に日本人が必要と言われる単語が掲載されている単語帳とほとんど同じような単語が掲載されている「英検の単語帳」、日本人英語学習者が英語を習得できるように作られた英検の単語帳とほとんど同じ単語が掲載されている「究極の英単語」
これがどういうことかと言うと、二つの異なる単語帳がそれぞれの信憑性を証明しているということですね。
つまり「英検の単語帳」と「究極の英単語シリーズ」はどちらも語彙を習得したい英語学習者にとってピッタシということです!
効率よく単語学習をするにはこのどちらかを使えばいいのですが、これは好みの問題です。
ただ、ぼく的には、「究極の英単語」シリーズがオススメです。1冊3000語とキリがいいし、合計で覚えられる単語数も12000と多いですからね。英検だと7冊必要なのが4冊で済みます。たった4冊で12000語をカバーできるのは「究極の英単語」しかありません。
英語学習者は初めから単語帳はこのシリーズを使うのが一番いいです。
英会話ができるようになることが目標の人はこの2冊を覚えれば充分です。これで累計6000語になるので、ぼくの作ったレベルだと、レベル3まで達することができます。
留学をしたい人や日常会話に必要な単語を身に着けたい人はこの2冊に挑戦することになります。
この3冊目が終わった時点で語彙数の累計は9000語になります。ぼくの作ったレベルだと、レベル4に達します。日常会話レベル以上の単語力を求める人(洋書やニュース記事などを読めるようになりたい人)はこの本に挑戦することになります。
これで累計12000語に達するのでぼくの作ったレベルの5を超えることになります。最後の3000語なのでさすがに難しい単語ばかりですが挑戦する価値はあります。これを終えると英検1級に必要な単語がカバーできています。英検1級受験者にとくにオススメです。
この4冊を終えれば12000語もの語彙が獲得できます。あとは多読で語彙を地道に増やしていきましょう。
12000語に到達できる単語帳は「究極の英単語」シリーズだけです。長期的に英語学習を続ける人ほどこれを使った方が効率よく語彙を強化できますね。
じゃあ具体的にどうやって覚えていけばいいの?
かなり長くなってしまったので省きます(笑)
実は単語の覚え方は別の記事に書いているので、詳しくは下の2つを見てください!
①能動的な単語を覚えるにはこっちがオススメ:
英単語を長期的に着実に覚える方法
②難しい単語を一気に覚えるにはこっちがオススメ:
なるべく短期間で大量の英単語を覚える。僕は半年で6000語覚えたよ!
最初の3000語は超基本なので①のように丁寧に覚えた方がいいと思います。ただ、②と併用できたらもっといいですね。6000語を超えたあたりからは②の方法が向いていると思います。
長くなってしまいましたが最後まで見てくれてありがとうございました(^^)
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