1000 Words You Need to Know という英語の本を知っていますか?


1100 Words You Need to Know
Murray Bromberg
Barrons Educational Series Inc
2013-03



4月にこの本をAmazon で注文して今も取り組んでいるところなのですが、これがすごくおもしろい!

英検を受験したことにより増えた語彙力の維持&難単語の理解を深める目的で買ったのですが、本当に良い出来で、すっかり気に入ってしまっていました!

本当にクオリティの高い本で、難単語をここまで楽しみながら学べる本はそうないんじゃないかと思います。


(Introductionより一部引用)

This is just what 1100 Words You Need to Know has been offering through the five earlier editions and continuing on this sixth one.

We are proud that Amazon.com has rated this book as the number one best seller in its category.



Amazonにあるすべての英語圏のVocabulary本でのベストセラーだというのだから、それなりの理由があるんです。6th edition まで重版されていることがその人気を物語っています。


ということで、今回はこの本について紹介!



・もちろんすべて英語で書かれています!

アメリカの本なので、すべて英語です。英語で英語を学べるのがGOOD

英語で英語を学ぶってなかなかいいんですよ!

日本の単語帳を眺めていると、とくに難しい単語ほど、日本語訳だけ見てもピンとこないやつってありますよね。その単語に相当する日本語はわかったけど、意味はよくわかっていない、という状況。抽象的な単語ほどそういうのが多い気がしますが、英語を英語で理解することで細かいニュアンスがわかりやすいんです!



ちなみに、英語学習者のためだけでなく、ネイティブの高校生、大学生や大人にも向けて書かれているそうです(笑)
なのでやりごたえはありますよ!



・単語のレベル

英検1級レベルのものが中心。それ以上のレベルのものもある。意外と準1級レベルの単語もいくつか見かけます。



・この本がオススメな人

英語上級者。

ニュースや新聞、難しめの洋書で出てくるような単語ばかりなので、中級者では少し難しく感じると思います。すべて英語なので英英辞典が嫌いな人にもしんどいかもしれない。

英検1級に頻出の単語がけっこう多いので、1級受験者にとって良い教材だと思いますが、その場合は英検用の日本の単語帳と併用して副教材として使うことをオススメします。

合格後に使うことで効果が一番発揮されると思うので、1級合格者で新たに語彙学習を始めたい人に特にオススメです!



・中身はどんな感じ?

まずはこの本の構成ですが、Week46 まであります。1weekぶんが5日で終わるように作られているので、本に従って進めれば、230日で一通り終えることができます。

Day1~4 で単語をそれぞれ1日5個ずつの計20個、そしてDay5でその20個のレビュー。これが1weekです。これが全部で46 week あるということです!


ただ、一日の新出単語はたったの5個なので、一日で2日ぶん(単語10個)とかで全然いけます。ここは個人のペース次第なのですが、ぼくは試験に向けてやってるわけでもないのでゆっくり一日に2日ぶん(単語10個)だけやるようにしています。



・Day1~Day4 の構成
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(1)ページの右上もしくは左上に新出単語が5個発音記号とともにまとめられています。意味は書いていません。そのリストを見てその日に学ぶ単語を確認します。


(2)次に、新出単語5つが含まれた短い文章を読んで、新出単語の意味を推測します。たまに難しい内容のものもありますが、基本的に読んでいておもしろいものが多いです。この文章は、以前に学んだ単語が使われていることが多く、親切にその単語に印をつけてくれています。もう一度出会って記憶に定着しやすいです。本当によくできています。


(3)次に、例文が5つ用意されていてそれぞれひとつずつ空欄があります。そこに正しい新出単語を入れていきます。例文がすごくわかりやすいので、推測した意味がこの段階ではっきりわかってしまうことが多いです!


(4)最後に、新出単語と定義が書かれているので、それらをマッチングさせます!推測して理解した単語ですが、ここで初めて正確な意味がわかります!定義がすごくわかりやすいので単語がかなり理解できます。


(5)おまけとして、1つイディオムが紹介されます。



・まとめ

このように、いくつかのアクテビティを通して、徐々に単語の意味が明らかになる構成です!

こういうタイプのものをやるのは初めてなんですが、おもしろいほど頭に入ってくるんですよ。(1)~(4)の過程で理解がどんどん深まっていくのが使いながらはっきり感じられます。たぶん、覚ようとしている単語(新出単語のこと)にアクテビティを通して自然に何度も触れられるから効果がバツグンなんだなーと思います!

実際に使われているところを見ると覚えやすいですしね!

1級対策のおかげでもともと知っている単語が多いのもあると思いますが、あやふやな単語や見たことあるけど意味忘れちゃったというようなものでもおもしろいぐらい理解できます。こりゃあハマりますね(笑)


ちなみに、ぼくは一日で2Daysぶん(単語10個)をやって〇つけをした後に、その新出単語10個とその定義をノートに書き込んで、その後単語を声に出しながら10回ずつ書くようにしています。テスト目的ではないので、こんな感じでのんびりすすめています(笑)


この本に出会って今は単語学習がすごく楽しいです!

英検1級を終えて語彙学習ですることがなくなってしまった人は、1100 Words You Need to Knowをぜひ使ってみるといいと思います(^^)