英語って色んな勉強法や教材で溢れかえっていますよね。
なので昔に比べれば英語学習に取り組みやすい環境が整ってきたのではないでしょうか。
ただ、選択肢が多すぎるし、人によっては主張する勉強法も違うので、これから英語を本格的に勉強しようと考えている人は混乱してしまうのではないかなーと思います。
リスニング、リーディング、スピーキング、ライティング、文法、と色々と技能ごとにアプローチも違ってくるし、どれから手をつけるか、もしくはどれに重点的に力を入れて英語を勉強すべきなのか。。
でも実際はそんなややこしいことではありません。少しシンプルに考えてみましょう!
英語は言葉です。言葉の根本的な部分って「聞く・話す」だと思うんです。
だって、自分が聞けて話せる言葉だったら、そんなに練習しなくてもある程度読めるし書けるでしょ?
聞けて話せるのなら、読み書きにもそのまま応用が効きます。
なので「聞けて話せる」状態を目指すべきなんです。そのためには、必然的に音声中心の学習が必要ということです。
「読解練習はしなくていいのか!」「テストが全然ダメになるだろ!」「文法・読みは必要に決まってる」という批判が飛んできそうですが、
のんのんのん。
まったく読まなくていい、文法なんて大事じゃないと言っているわけではないんです。もちろんそれらも必要なので並行して行っていくべきですよ?あくまで、「音声学習を中心に」です。
英語習得に一番効果的な学習比率は
聞く:話す:読む:文法語彙=4:4:1:1
これが理想的なバランスだと思います。
書くのはあえて外しています。これは英語力と比例して自然と良くなっていくものだと思うからです。美しい文章を書くことにこだわるならば練習は必要ですが。日本語でも、作文を何枚も何枚も書いてこなかったけどメールもできるしSNSでも投稿できる力はありますよね?
必要以上に読解や文法のみに力を注いでいけば聞いて話すことが難しくなります。逆に、聞いて話すことを重点的に学んでいけばリーディング力も書く力も自然に引き上げられていくというのがぼくの考えです。
とくにリスニングを鍛えることでリーディング力は圧倒的に伸びます。文字を読むときは自分のペースで好きなように読めるのですが、リスニングの場合、話し手のスピードと同じ速さで英語を脳内処理しなくてはいけません。聞ける英文なら間違いなく読めるということです。
話すのも同じで、会話のテンポに合わせて言葉を発していきますよね。書くときは、10分かかろうが1時間かかろうがいいですよね。その場でとっさに話せることならスラスラ書けるということ。
「聞く」「話す」の重要性はわかりましたか?
難しく考えなくても、英語は言葉なので、たくさん聞いてたくさん話したらいいんです。今みんなが日本語を使っているのと同じように。
・聞く&話すを鍛えるための音声中心の学習法とは?
(1)シャドーイング
これは聞く話すが同時に鍛えられる一人でできるメジャーな学習法です。
そして先ほど書いていたように、脳内で素早く英語を処理するので実はリーディング力もつきます。
聞いて口に発しながら、英語の総合的な力をつけやすいメジャーな学習法なので、これは絶対に取り入れましょう。
続けることによってイントネーションが英語らしくなるのはもちろん、英語を話すための基礎がしっかりできあがります。
いちおう参考までに
初心者にオススメのシャドーイング教材
これも初心者向け。イギリス英語のシャドーイングがしたい人。
※イギリス英語のシャドーイングに興味がある人は、こちらの記事にイギリス英語のシャドーイング教材をまとめています。
(2)音読
これってリーディングの勉強じゃないかと思うかもしれませんが、声を出して読むことでスピーキングにつながります。音声がないものでも、自分が読む練習をする素材にしてしまえば音声学習になります。
読解の勉強で使ったものも音読してしまえばいいんです。というか、英語で書かれたものを使うときは「全部声に出して読んでしまう」ぐらいの勢いでいいと思います!
読むときにただ何も考えずに音読をするだけではただの口の運動になってしまうので、英語の意味をしっかり考えて理解しながら声に出して読みましょう。
慣れてきたら、暗唱にも挑戦してみましょう!スピーキング力は確実に鍛えられます。
スピーキングのため専用の音読教材は、なるべく口語に近い、日常会話でよく使うような簡単な単語で書かれたものを選ぶのがいいです!
(3)オンライン英会話
「英語を話す」という根本的な学習!
これは少しお金がかかりますが、自分への投資だと思えば安いものでしょう!
それに英会話って楽しいですしね!楽しみながら英語力を上げていくにはやっぱり英会話でしょう。喋れば喋るほど上達していくので、学習のモチベーションの維持にもバッチシだと思います!
これはレアジョブという老舗の大手オンライン英会話スクールですが、この広告から無料体験ができます。

どんなものか確かめてみるのもいいと思います。なんせタダで英会話ができるので(笑)
ちなみにぼくが今一番オススメのオンライン英会話はNative Camp「ネイティブキャンプ

関連記事:
オンライン英会話の無料体験を受けてみたのでその感想。
(4)瞬間英作文
日本語から瞬時に英語に変換して口に出すトレーニングなので、英会話の瞬発力が鍛えられます。
言える文の種類が多ければ多いほど、単語を置き換えるだけで色んなことが言えるようになるので表現の幅が広がります。
瞬間英作文のいいところは、アウトプットには最強のトレーニングなのはもちろん、何気に文法の基礎も身に着くことです。色んな文法が使われた文を即座に英語で話せるようになるので、文法の勉強という意識がなく自然に基礎的な文法が体に染みついているんです。
とくに英会話に自信がない人ほどこれはバツグンの効果があると思います。この本に載ってるような文がすぐに英語で出てくるなら会話で困ることはだいぶ少なくなるはずです。
普段の会話で頻繁に使う文法事項や構文はある程度限られているので、この本を極めれば、瞬間英作文ができるようになった文を状況に応じて単語を変えていけばかなり幅広く色んなことが話せますよ!
(5)VoiceTube(英語の動画アプリ)を使おう!
最近発見した無料アプリなんですが、これがなかなかいけてます。
上の4つはとくにスピーキングに特化した学習法でしたが、これはもっぱらリスニングのためだけに使うのでいいと思います。
字幕動画で英語 TOEICリスニング 英会話:ボイスチューブ
ざっくり良い所紹介!
・アクセント別に動画を見つけられる(アメリカ、イギリス、オーストラリア、その他)
・基本的にYouTubeから厳選されてアップされている動画です。
・TED(偉い人たちのスピーチ)ももちろん見れる!
・字幕機能がすごい!便利!
・気に入った動画はお気に入りできる。
となかなか便利です。ぼくはタブレットで最近このアプリを使って英語を聞いていますがなかなか面白いですよ!
(6)英語学習サイトでたくさん英語を聞いて、シャドーイングにも使おう。
インターネットさえあれば無料で使える世界中の英語学習者が使ってる高クオリティーのサイトがあります。
イギリス英語が好きな人は、BBC Learning Englishを使いましょう。
ぼくの英語学習のメインがこのサイトです。
英語のリスニング用、シャドーイング用の教材としてかなり愛用しています。パソコン推奨。
BBC Learning Englishについてはこちらの記事:BBC Learning English がすごすぎる!無料でこのクオリティの高さは異常。 に詳しく書きました。
アメリカ英語の方が好きな人のほうが多いと思いますが、同じようなサイトのアメリカ英語版で
Voa Learning Englishというのがありますよ!
・まとめ
とりあえず上の(1)~(6)を全てやってみたら日本にいながらでも英語の「聞く」「話す」はかなり良くなります!
他にも方法はありますが、誰にでも取り組めるものをざっと紹介しました。
聞くための素材はいくらでもあります。話すことに関しては、工夫しだいでもっともっと伸ばせます。
・ひとりで英語を話してみる(少し寂しいけど笑)
・英語で考え事
・英会話サークルに入る、作ってみる
などなど。。
このように聞く・話すを重点的に学ぶのは、参考書とにらめっこするより楽しいし、何より実用的な英語力がつきます!
英語をたくさん聞いてたくさん話すことを楽しみましょう!
コメント