英会話講師をしていて色んな人と英語で話す機会が多いので、日本人の話す英語をけっこう今まで聞いてきました。
発音がいいなと思う人はけっこういますが、そういう人たちがやってしまいがちな発音ミスにはけっこう共通するものがあります。
英語特有の子音(v f th r など)がだいたいわかっていて発音よく話そうと努力している人のことをこの記事内では中級者とします。
その中級者の英語は、英語のことがわかっていない人には発音良く聞こえますが、発音がわかる人から聞くとけっこう特徴あり。
この記事を読んだら当てはまるところがあるのではないでしょうか?
これらを意識したらまた一歩正しい発音の英語に近づくはずです。
ではいきましょう!
1.RがないところでRの音が混じっている。
Rの音がやたら耳につく人がけっこう多いんですよね。
これはハッキリ言って90%ぐらいの人がやってます。
Rは英語らしい発音なので、できるようになると確かに英語らしく聞こえるようになります。
だからその音をいっぱい使いたくなるんですよね。英語学習者なら多くの人が通過する道だと思います(笑)
例えばありがちなのが
because, idea, people, などです。
これらを読んでRの音が混じったりしてないですか?
やたらと色んな単語で巻き舌で話す人がいますが、確かに英語を知らない人からは発音よく聞こえるかもしれません。ただ、そもそも間違った発音ですし、ネチネチ聞こえるので、度が過ぎると耳障りになるので、こういう癖のある人は直しましょう。
語尾のRでめちゃくちゃ舌を巻いてRを発音してそこだけ立派な発音の人もいますが、語尾のRをあえて発音しないことをオススメします。これ、癖になると余計なところでRの音が混じってしまうんですよ。
それと個人的ですが、語尾のRや語中の長母音+Rはあまり上品には聞こえません。
2.Would を「ウッド」て発音してないですか?
これもけっこう多いですよ!
ぼくも昔はそうでした。
イギリス人の先生が指摘してくれてからそのことに気付き、すぐに矯正しました(笑)
Wの発音はわかりますよね?ここでは説明は省きますが、would など「u」とくっつくと発音を見落としがちです。
これは、日本語では「わ」「ウィ」「ウェ」「を」などの音はあるのに、「ワ行+う」の音が存在しないからだと思います。
しっかり口をすぼめてwの音を発音しましょう!
3.長母音がしっかり発音できていない。
「長母音」があることが、英語でたくさん話すと口が疲れる理由のひとつだと思います(笑)
これがわからない人は、正しく発音できてない可能背あり。
とくに「イー」という音が発音できていない人が多いんです。
日本語だと、あまり口を動かさずに「いー」というだけなので、英語で「イー」と発音するときに口角がしっかり上がって音を伸ばせている人が意外といない。
例えば、
read が、しっかり長母音を伸ばせていないためにrid に聞こえる。
leave も同じく、live に聞こえる、
という感じ。
これは純粋に英語を話すのに使う顔の筋肉が弱いというだけのことなので、日頃からお風呂の時間などでいいのでトレーニングしておきましょう。発音がしやすくなるし小顔運動にもなりますよ(笑)
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4.want と won't の発音がごっちゃになっている。
子音や母音の発音など基本的なことがわかっていても、二重母音などに関してはノータッチ、という人にはよくあります。
文脈でわかりますが、単語だけで発音してもらうと、「え?どっち?」ってなる。
まずwon't の正しい発音は、カタカナ風に書くと、「ウォウント」という風になります。
「ou」という二重母音です。イギリスでは「əu」です。
これを「ウォント」っていう人は英語学習者の90%超え。それだとwant に聞こえます。
以上です。他にもいくつかありますが、ぱっと出てくるだけでもこれだけあります。
とくに、Rと長母音に関しては特に意識してみてください。
また一歩正しい発音に近づくはずです。
発音はスピーキング、リスニングともに影響がモロに出るので大事ですよ!
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