英語を勉強する人がだんだんと増えていますね!
色んな人が英語を学習しているので、もちろん目的や目標も人も人それぞれ。


体感的に一番多いと感じるのは、やはり、今人気のTOEIC(L/Rテスト)で高得点を取ることが目的の人ですかね!


英会話講師という立場上での情報収集&いいブログ記事のアイディア探しの理由で、英語の動向をツイッターを通してチェックしているのですが、やはり多くの英語学習者が関心を持っているのがTOEIC(L/Rテスト)なんです。次に多いのが英検、だけどTOEICに比べるとまだまだという感じ。


TOEICで高得点を取るのにはスピーキング・ライティングといったアウトプットの力は必要ないので、英語を話す力に関心が向いている人は案外まだまだ少ないように思います。


テスト関連の情報がいっさい含まれない、純粋に英語スピーキングに関するツイートや記事は、ぼく自身のものも含めてあまり伸びていない気がします(笑)


それを否定したいわけではなくて、今回ぼくがこの記事を通して言いたいことは、

英語のスピーキング力UPにも注目してほしい

ということ。

昇進のためにTOEICの高スコアが必要なだけ、洋書をスラスラ読みたい、洋画を英語で楽しみたい、英語を話したいってわけじゃない、って人ももちろんいると思います。もちろん話すだけがすべてじゃないですから。

ただ、スピーキング力がUPすることによって、その他の技能(リーディング・リスニング・ライティング)も波及効果的に引き上げられますよ、ということです。


TOEICの過去問や問題集をどんなにやりこんでもある点数に達してから伸び悩んでしまう人、点数に上下の幅が大きくてなかなか安定した実力のついていない人は、「英語のスピーキング力が圧倒的に足りていない可能性が高い」というのがぼくの考えです。




・スピーキング力をUPさせたらなんで他の技能も向上するのか?


スピーキングをUPさせる勉強法で主なものには


発音トレーニング
シャドーイング
音読
暗唱
瞬間英作文
英会話



などがあります。ちなみに当たり前ですが、発音トレ以外で上記すべてに共通していることは「英語を声に出して」情報を英語で処理していることです。


どういうことかはもうわかったと思います。

英語で話すという行為は、「聞いた英語を頭の中で素早く処理して、自分が言いたい情報も頭の中で素早く処理して英語で口に出している」ということです。

つまり、英会話には、本を読んだり文章を書いたりするときの何倍もの速さで英語を処理する力が必要なんです。

リーディング問題を解いていても、わからなかったら時間が許す限りは何回も見返せますし、ゆっくり読むこともできます。


さっき上でざっと挙げたシャドーイングや音読などはスピーキング力を鍛えるための勉強法なので、実際の会話に近い状況で英語を学べます。


英語を口に発する時間を多く増やすことで、変に日本語で考えるクセも抜けてきますし、英語を英語で勝手に理解できるようになってきます。英語を実際にたくさん話すトレーニングなので日本語で考える暇すら与えられませんから(笑)

つまり、スピーキング力UPを目指す勉強をすることで強制的に英語脳が出来上がります。


少なくとも頭の中で日本語に直して考えようとしてしまうレベルからは確実に抜け出せます。もちろんそれはリアルな英語を使う状況において最低限達しておかないといけないレベル。

英語のスピーキング力がUPすることで、テストでのリスニングやリーディングでの情報処理速度は圧倒的に上がりますよ。





・スピーキング力UPのための勉強法はなるべく多く取り入れるべきだけど、その準備段階として発音を最初に理解しよう!


スピーキングの練習をすることで、読解力は確実にある程度向上しますが、発音を理解していないままだとリスニングに良い影響が出ません。

というのも、やっぱり発音はリスニングにおいてとても大事だからです。
それにせっかくスピーキング力を上げるのに発音がおかしければもったいないですもんね。


r

l

s / z

f / v / th

m / n

t / d

k / g

p / b

sh

tr / dr



こんな感じで子音をたくさん書きましたが、これ全部について

音の出し方を説明できますか?
この音は出せますか?
なんでこういう風な組み合わせにしているのか?

がわからなければ、発音から徹底的に覚えなおして矯正する必要があります。


まったくわかっていない状態と全部わかっている状態ではスピーキングはもちろんリスニングも全然違ってきます。とくにシャドーイングや音読練習を始める前提として、発音は必須です。



あ、ちなみに、もちろん母音も子音と同じかむしろそれ以上に大事ですよ!



TOEICだと800後半ぐらいからは、発音がわかってないと無理なんじゃないかな?
発音がわかればリスニングのクリアさも自分のスピーキングも変わるので頑張りましょう!





ぼくはこの本は使ったことがないんですが、どうやら英語学習者の間ではこれがかなり評判がいいです。これがオススメされてるところは何度も見ました。参考程度に。



ぼくが使ったものではこれ↓がオススメです。




これはイギリス英語の単語本なんですが、この本の半分ぐらいは発音についてけっこうわかりやすく丁寧に書いてくれています。ぼくはこの本で発音を全部覚えました。

発音初心者にオススメ。


アメリカ英語と違うんじゃ?と思う人もいるかもしれないけど、大丈夫!
文字単位の発音にはほとんどまったく違いがありません。とくに子音とか違いようがないですもんね(笑)

アメリカ英語とも聞き比べられるのでいいと思います。あと、イギリス英語の綺麗さにハマればもう米語には戻れなくなるかも。



発音を理解し身に着けたら、あとは正しい発音でたくさんスピーキングの練習をしてください!


シャドーイング
音読
瞬間英作文



なんかは今すぐにでも始められると思うのでとくにオススメです!


もしTOEICを受けている人だったら、いつか受けたくなったときに、SWテストの対策にも繋げられやすいと思うので、スピーキングを視野にした学習は習慣化して定着させておくと良いと思います!


スピーキング力UPで英語力の基盤を底上げしましょう!


関連記事:

英語は音声を中心に学ぶのが一番だと思う!ということで、ついでに学習法も。
発音以外のスピーキング力向上のための学習法はこの記事に書いています。


これから英会話を始めたい人は瞬間英作文に取り組もう!
こっちは瞬間英作文についてです!


ぜひこれらも読んでみてください!ではまた(^^)