先日ある生徒さんが貸してくれた多動力を読んでみました。

仕事に取り組む姿勢というか、割と世間一般が常識だと思っていることが根本的に覆されると思います。

後は自分がいかに思考停止しているかもわかる。とりあえず働いている人なら読んでおきたい本。

以下、ぼくが共感したことやおもしろいなと思ったことを体験談を交えながら書いていきます。


・寿司屋の修行なんて意味がない

「石の上にも3年」ってことわざありますよね。これに囚われている日本人はかなり多いはず。

今では知識や技術などノウハウを学ぶためだけに3年を費やす必要はない。というのも今の時代はインターネットで情報はいくらでも手に入るから。

知識や技術を勉強するために弟子入りというのは、インターネットが発達おらず一部の人が情報を独占していた時代での話であって、今では「石の上にも3年」ていうのは過去の話。

情報は今では自分の力で手に入るのだからすぐに挑戦することが大事ってこと。これにはかなり共感しました。

ぼくもかつてはある大手食品会社にいましたが、業界のことを知るために最低3~5年はジョブローテーションが続きそこから配属が決まると言われてすぐに辞めました。

もしまだそこに残っていたら、今でもしたくもないことをずっと続けていることになるし(もちろん希望の配属通りになるかどうかもわからないまま)、英語を教えることもブログを書くといった経験もできていませんでした。この2年半での経験がなかったものになっていると考えると恐ろしいもんです。

本当にやりたいことがある人は2年3年我慢するのではなくすぐにしたいことをしましょう。3年あれば本当に色んなことが起こり得ます。

最低でも1つの職場で3年というのは今の時代ではナンセンス。ただ貴重な時間を浪費するだけです。


・3つの肩書を持てばあなたの価値は1万倍になる

”1つのことに1万時間取り組めば誰でも「100人に1人」の人材にはなれる。・・・(省略)。ここで軸足を変えて、別の分野に1万時間取り組めば何が起こるか。「100人に1人」×「100人に1人」=「1万人に1人」の人材になれる。これだけでも貴重な人材だ。”(P32より引用)


これはなるほど~って感じ。どの仕事の分野も飽和状態なので1つの仕事だけでは埋もれてしまう。1つのことだけにコツコツ取り組むことが美徳とされている日本ですが、もっと色んなことを手掛けていかなければ価値を高めていくことは難しそうです。

副業をする人も最近は増えていますが、海外では割と当たり前だったりします。価値うんぬんの前に、収入源が1つだけということのリスクはそもそも高いと思います。

さあ肩書を書き出してみよう。

ぼくの場合だと、「英会話講師、ブロガー、経営者」みたいな感じですかね。もちろん後の2つは取って付けた程度ですが、名乗るだけなら自由なはず。


・見切り発車は成功のもと

これは本当にその通りで、何を始めるにもしっかり作戦や構成を練った上で始めなければならないという人は圧倒的に多い。

日本の企業で新しいプロジェクトでも立ち上げようなら、何回も何十回も会議で議論して上からの承認を得て、それで始められたらともかく白紙になってしまうことすらあるんじゃないですか?

企業に長く勤めていたわけでもなくプロジェクトの立ち上げに関わったわけでもないけど、だいたいこんな感じなんじゃないでしょうか。

ただ、世の中の大半のことってやってみて初めてわかることじゃないかなと思います。

ぼく自身、自分で英会話教室を立ち上げるのに細かなことまで詰めていかないといけないと勘違いしていて、結果としてオープンするまでに長い時間がかかってしまいました。

かと言って長い間考え抜いた構想通りに進むわけがなく、生徒さんの様子や実際の雰囲気に合わせながら柔軟に対応していく力のほうがよっぽど重要だとわかりました。

考え抜いたことも結局は机上の空論であって、実際に試してみないとわからないということです。結局は試しながら何かを付け加えたり修正したりして改善していく必要があるので、まずは行動を起こすことが必要だと実感。

よく考えてみたら本当にそうで、これも個人的な体験談ですが、小さい子どもに英語を教えていると予測できない行動を取ったりとほぼ必ず想定外のことが起こります。いつも細かく指導プランを練ってはいるけど、まったくその通りに進むことのほうが珍しいんです。求められるのは柔軟に対応できる力。

計画にこだわりすぎるといざという「想定外」に対応がしにくくなるので、「臨機応変さ」が大事ですね。ほんと世の中想定外ばかりですよ。少なくともぼくのまわりは想定外だらけです。実際にやってみてその都度改善していくほうが圧倒的に効率的ですね。


・99%の会議はいらない

これは本当にその通りですね。これまで3つの職場で多くの会議を経験してきましたが、有益と思える会議には一度も出会ったことがないです。

まず会議のことを思い出してみてください。何もしていない時間の方が圧倒的に長くないですか?大勢の会議になると居眠りしている人だっています。

しかも話している内容のほとんどがレジュメの読み合わせ。自分で勝手に読んでおけば済むレベルの話ばかりです。少なくともぼくの職場では3つともそうでした。そのくせやたらと長引くんですよね。

その時間を違うことに費やしたほうが生産的です。

月に1回に会議をする決まりだから、とりあえず形式上では会議をしておかないといけないから、という風に惰性で会議を行っているようにぼくは感じていました。

「それが本当に必要なのか」「何のために行うものなのか」がハッキリしていないんですね。

日本人は「何が本当に必要で何が必要でないかをしっかりと考える力」が必要だと感じます。根本的に何に対しても意見を持っていない人、思考停止をしている人が多いです。

それは日本の教育が暗記主義で何かについて深く考えたり意見を言う場が設けられていなかったからだと思っています。これは実際にイギリスで1年勉強して実感しました。

関連記事:議論慣れしていない日本人。意見がないと英会話は難しい。

少し話が逸れて英会話関連ですが、英語にも通じるところがあるんですよ。

クリティカルシンキング(批判的思考)というものは聞いたことがあるはずですが、物事に対して自分なりの考えを持つ習慣、既存の物事に対して疑問を持てる力を養いましょう。

これと併せてホリエモンは自分の時間を取り戻すために「大事な会議でスマホをいじる勇気を持て」と言っています。

なかなかぶっ飛んではいますがそのほうがボーっと話を聞いているだけよりは生産的なんですよね。今度ぜひやってみたいと思います。

※自教室以外に、ぼくは会社が運営している英会話教室でも英語を教えています。


・すべての仕事はスマホでできる

たしかにそうですよね。パソコンでできることはほぼ全てスマホでできてしまいます。オフィス勤務でパソコン作業とかも形式にこだわっているだけで、実際は在宅でスマホ1台あればできてしまいます。

最近は一部の先進的な企業では在宅勤務が推奨され始めているらしいけど、日本ではなかなか浸透するのには時間がかかりそう。

というのも日本は「形式」にかなりこだわっていて、効率とか生産性は後回し。苦労して働くことが美徳とされて、ラクして働くことが悪という風潮がありますが、「いかにしてラクに働くか」を考えることが大事ですよね。

もちろんここでいう「ラク」とは、サボるとか手を抜くという次元の話ではなく、いかににムダを削って必要なことに取り組むか、つまりどのように効率を上げるかということ。

スーツ着用義務とかも典型的な「形式」主義の産物。スーツも廃止するだけでかなり作業効率上がると思いますよ。

個人的にはFAXがあり得ないと思います。今のぼくの会社は未だにFAXが主流で、紙が詰まってみたり職場に到着したら大量の書類だったりと、かなりムダな処理作業で消耗しています。挙句の果てには通信状態が悪くてなかなか書類を送れずにFAX機の前で待機なども。

しかも送る書類には必ず「お疲れ様です。ご確認よろしくお願い致します」と書かないといけないルールまで。

これもまさに「形式至上主義」であっていっさいムダ!

必要な情報だけを記入すべきなのでぼくは断固として必要な情報以外は記入しないようにしています。

最近だと「任意ですが〇〇の研修に参加するかしないかを書いて送ってください」というものに大きく自分の名前と「しない」と一言だけ書いて送ったら注意されましたが、自分も受け取る側もそのほうが圧倒的に効率がいいのに。こちらのスタンスは変えません。

少し話は逸れましたがこういう仕事の全部はオンライン上でできるのでどうにかしてほしい所です。


・仕事の速さはリズムで決まる

ホリエモンは自分のしていることを中断されるのが大嫌いらしく、特に電話を嫌っています。

たしかに一度作業中に電話がかかってくるとせっかくのリズムが崩れてしまいますもんね。また集中するのにはエネルギーを使うのはもちろん、また1からやり直しということも当然でてきます。

そしてこれはかなり共感。ぼくも会社の人間が電話をかけてくることをかなり嫌います。自分の生徒さんからの電話はそれ自体が仕事もしくはこれからの仕事に直に繋がるので喜んで出ますが、会社の人間がかけてくる電話は邪魔でしかないんです。

それこそ要件があれば古臭いFAX機を通して要件を箇条書きで送ってきたら方が幾分かマシなのに、平気で電話してきます。しかも電話する必要のない内容でさらに長かったりもする。

会社側の人間はぼくはレッスンの準備に忙しいのに平気で時間を奪ってきます。集中力も一気にそがれます。ひどいときなんかレッスン開始15分前とかにかけてきたりなんかも。

毎回不機嫌さをあらわにしてはいるつもりなんですが、「多動力」を読んでぼくだけじゃないと確信したので、レッスン準備中の電話はやめてくださいと次回会社側の人間がかけてきたときは伝えます。

なんと仕事のペースが乱される以前に、論外なことに勤務日以外にもかけてきたりします。

カフェでまさにこの「多動力」を読んでいる最中。しかもワッフルの上のクリームが溶けた。

この本も読み終えたこともあり、電話でこういうのを辞めてくれとはっきり伝えました。

この本を読んでおかしいことにはきちんと声を上げていかないとと思いました。黙っているだけでは消耗し続けるだけなので。

自分の時間を取り戻そう!


とまあほとんど自分の話になってしまった気がしますが、「多動力」おもしろいですよ!

自分の仕事と照らし合わせながら読めるので楽しいですし何か発見があるはず。

実際に読みながら全部が正しいと決めつけて鵜呑みにするのではなく、「これはそうだなー」と共感したり、逆に「これはおかしいだろ」と自分で考えてみることが大切だと思います。

働く人や常識にとらわれている人はぜひ読んでみてください。サクサクと読めるしオススメです!


多動力 (NewsPicks Book)
堀江 貴文
幻冬舎
2017-05-27