英会話に必要なスピーキング力や表現力を向上させるには「英語での1分間スピーチ」が役立ちます。

自分のこと、身の周りのこと、何でもいいので1分間英語で話し続けられますか?


なぜ英語で1分間スピーチ?

日本人が英語を話すことが苦手なのは、英語と日本語との言語距離が遠いことが一番の理由ですが、それに並ぶぐらい大きな理由の1つとして「話す内容がない」ということが挙げられます。

外国人と会話してたら気付くと思いますが、彼らに一人1聞けば3とか4で返してきます。

それに対して、日本人は1聞かれれば大抵1のみを返します。

簡潔なのは悪いことではないんですが、それだと話していても味気ないですよね。

で、この原因なんですが、けっきょくは「話す内容がない」からです。

日本語でも同じですよね?話したいことがなければ話せません。英語でならなおさらそう。

そしてこれ、社会性の高い話題とかに限らず、日常的なことに関しても当てはまります。

日本人は何に対しても自分の考えをあまり持っていない人や、物事を深く考えたことがない人が多いです。

これはぼくたちが悪いのではなく、今まで学校で意見交換したり議論するような機会をあまり持たなかったせいだと思います。

それは普段の会話にもけっこうな影響があると思うんです。

例えばこういう会話。

A: 犬とネコどっちが好き?
B: 犬のほうが好きだよ!
A: なんで?
B: だって可愛いし!てかネコは嫌いだし。

少し簡単すぎる例ですが、たぶんほとんどの人がこのBみたいな人。こんな風になってないですか?

日本語で話すときですらこういう思考レベルでとくに考えを持っていなければ、もちろん英語でもこれと同じレベルの会話しかできません。

これってほとんどの英語学習者が理想として描く「英語ペラペラ」からは程遠いと思うんです。実は英語力よりもそもそもの思考力や意見を主張する姿勢が問題になっていることが多い。

なので色んなことについてしっかり考えてみて、ある程度まとまった分量で意見として発することに慣れる必要があります。

必ずしも実際の会話で一人で1分間喋り続ける必要はないんですが、一人で1分間同じことについて喋り続けることができるようになることで「自分の考え」を的確に述べられるようになります。


英語での1分間スピーチの効果

英語で1分間スピーチするトピックは、まず自己紹介から始まり、住んでいる場所、行ったことのある場所、日本の文化(まずは食べ物など取り組みやすいもの)という風に、話せるトピックをだんだん自分の内側から徐々に外へと向けて広げていきます。

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会話するときの内容は自分の内側、つまり個人的な情報に関することが一番多いですよね。

自分の名前はもちろん、趣味やどんな仕事(勉強)をしているか、住んでいる街や個人の経験だったり。

その次に話す頻度が多いのが、自分の内側から少し離れたところ(少し外側)、つまり個人的な情報ではなく身の周りのことなど。

友達の話だったり、海外の話だったり、最近話題になっているトピックだったり。

そこからさらに遠い話題というのは、普段あまり話さないような社会性のある話題だったりします。例えば少子高齢社会に関してなど。

自分の内側を中心に外側に向けて話せることをじわじわ増やしていくイメージ。

そうすることで得られる効果は

・英語で会話できる内容の守備範囲が増える(←当たり前)

・意見を述べるのに必要な語彙や表現が見つかるきっかけに

・まとまった量の英語を話すことで英会話そのものに慣れスピーキング力も上がる

・会話に必要な思考力が上がる(たった一言で返してしまうことがなくなる)



初めは本当に簡単なことからでもいいので1つの内容について1分間で話せる物を増やしてみましょう。

即興で1分間スピーチをするのは初めは難しいと思うので、

慣れるまでは原稿を書いてそれを音読練習→暗唱練習→見なくてもスラスラ言えるように。

というステップを踏むのもいいと思います。それだけでも立派なスピーキングの勉強になりますし、ライティング力もつきます。

繰り返しているうちに徐々にスムーズに英語が出てくるようになると楽しいですよ。


最後に、自分自身のことから始まり話せる話題をじわじわ増やしていくための本を紹介しておきます。これは英会話の初心者にはかなりオススメ。

まずはこの本を使えば始めやすいです。



自己紹介から始まって、住んでいる場所や、最寄りの駅など、自分の身の周りの話題に関して英語で受け答えする練習ができます。

まず最初はひとつのトピックに3つの質問があってまずそれに英語で一文で答えます。

そしてそれらを少しまとまった量の英語で答える練習もできるようになってきます。

なのでそれを1分間スピーチにも使えます。

写真や絵を見て英語で状況描写するレッスンや、ある話題に関して短めのスピーチをするレッスンもあり。

これ1冊をしっかりトレーニングすれば英語で表現できることが増えるのと同時に状況描写力もつき、スピーキング力が向上します。

TOEICのスピーキングテストや英検などを受けたい人にもぴったしの内容。

これで効率よく自分の内側から徐々に外側へと向かって英会話の守備範囲を広げていけます。

これを使って英語で話せるトピックを広げていくのと同時並行で、たくさんの例文を音読や瞬間英作文でトレーニングして英語のセンテンスの引き出しを増やしていくとグングンと英会話力は伸びていきますよ。