一次試験を終えて解答速報が出たらすぐに自己採点しますよね。それまで待ちきれずにどうにかしてわかる範囲で答えを調べる人もいると思いますが。
一次試験を終えたほとんどの人の心理として、「合格しているのかどうか」が合格発表までずっと気になると思います。
そして誰でも「英検1級の一次試験の合格点っていくらぐらい?」と疑問に思うはず。
まずは各技能の配点について。
新形式になってからは素点だとこうなります。
リーディング41点
リスニング27点
ライティング32点
一次試験は合計がぴったし100点満点になりました。わかりやすくていいですね。
ただし素点のままだと各技能の比重が均等ではないので、2016年以降の新形式では4技能(二次のスピーキングも含め)を均等にするためにCSEスコアが導入されたというわけ。
具体的な仕組みは公開されていないのですが、
リーディング41点→CSE850点
リスニング27点→CSE850点
ライティング32点→CSE850点
という風に均等にCSEスコアに換算して評価されます。
これにより旧形式ではリーディングが得意な人は点数が稼ぎやすくて有利だったのに対して、新形式からは各技能バランスよく点が取れていないと合格が難しくなったというわけ。
ちなみに一次試験の合格点がCSEスコアだと2028点/2550点
これだとほぼ80%ないとダメじゃんと思うかもですが、実際はそうではないです。
CSEスコアはおそらく各回により変動があるはずなので、一般人が素点から正確に換算することが不可能です。たくさん調べたくなるかもですが、時間を浪費するだけなので辞めておきましょう。
CSEスコアが導入されたからとは言っても、素点の合計で合格しているかどうかはだいたいわかると思います。
もちろんどの技能で点を多く取っているかにもよりますが、目安としては
素点で72~74点が合格ラインじゃないかな?
もちろん受けた回やどの技能が高いか(CSEが変動するため)にもよるので一概には言えませんが。
ちなみに2017年第二回の一次試験では71点や72点でギリギリ合格している人が多いみたいです。
70点あれば可能性はありますね!
ぼくが一次試験に落ちた時は確か素点で69(G1-1)だったかな~。70切るとやっぱり厳しいですね。二回目で合格したときは83点でしたがだいぶ余裕で合格ラインは超えていた(G1+6)ので、72~74ぐらいかな?
※もちろんぼくがそう思っているだけで100%正しいわけではないです。もし合格ラインぎりぎりで合格した人がいればぜひコメントください。
ただしライティングだけはどうしても自己採点が難しいところなので何とも言えませんが、指定の語数の範囲内で収められ、無難なポイントも3つ主張ができたのであれば最低でも24/32点は取れているはず。
ライティングを24点ぐらいと仮定して素点の合計が70点あれば合格の可能性があるので悩むのは辞めて二次試験に切り替えよう!
考えすぎてしまうのはよくわかります(経験談)。でもどんだけ考えても結果は変わりませんからね。
ぼくは考えすぎて色々とCSEスコアについて調べましたがけっきょくはわからず(当たり前)、合格発表まで二次対策を引き延ばしてしまい、二次までの残り少ない日数で焦って対策することになりました。
一次に関してあれだけ合格してるのか不安だったのに、ライティングが思ったより良かったみたいで全然余裕で合格してたんですよ。
なので合格してるか不安な人は、なんだかんだで合格してるかもなので二次にすぐ移行すべし!
一次試験に合格してる自信がなくても、二次試験の勉強ですが、もし一次で落ちていたとしても大きい意味があるのでなんにせよするべきだと思います。
なぜかと言うと、二次試験の対策と一次のライティングはかなり共通点があるので、どっちかをするともう片方の対策にもなるからです。
つまり一次試験に仮に落ちていたとしても、二次試験の勉強がライティングの勉強にもなるので、再チャレンジするときに有利でしょ?
関連記事:オンライン英会話を活用した英検1級のライティング&スピーキング対策。
もちろん一次に通ってたらラッキー!二次の対策は早めに始めるほど有利です!
とりあえずすぐに面接対策本を用意してゆっくりでも始めておこう。
この1冊をしっかりやり込めば独学でも充分合格できますよ。
ぼくは一次の合格発表後にこれを買って対策を始めましたが二次試験は一発で合格しています。
これはスピーチから質疑応答までを通して本番を想定したトレーニングができるようになっているのでかなりいいですよ。
熟読→音読→暗唱→本番を想定した練習
という流れで本番までにこの1冊を2~3周できたら面接は多分大丈夫です。
二次試験はスピーキングのみに絞って練習できるので楽しいですし、しっかり取り組めばスピーキング力の向上にもなりますよ。
もちろん話せる内容は書くこともできるので、ライティング力も同時に伸びます。
二次試験の様子についてはこちらに詳しく書いているので、よかったらこれを見ながらモチベーションを上げて対策に臨んでみてください。
関連記事:英検1級の二次試験を受けました。絶対落ちたと思ったけどなんとか合格。雰囲気や様子を生々しく語ります。
これを読んだら、あとは早めに二次試験の対策を始めましょうね!ぼくみたいにギリギリになって焦るのはよくないですよ。
逆に一次試験の自己採点が終わってすぐに始められたら充分に間に合います。
さあ、素点やらCSEスコアやらを気にするのはこれでおしまい!
「合格してるかどうか」を考える前にこれをきっかけに二次の準備をしよう!
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