対象:英会話講師や英語の先生、英会話サークルの人など


英会話で使えるアクティビティとして単語カードが役に立ちます。

単語カードがあれば英会話の活動の幅がかなり広がるのでぜひ取り入れてみてください。

初心者から上級者まで幅広く応用できるのでどのような活動ができるのかを紹介していきます。

まずは名刺サイズの無地のカードを買って、それに色んな単語を書きます。

↑こんな感じのやつです。100円ショップにも売っていますよ。

これに単語を書くだけ!基本的には名詞の単語を書くといいです。

[画像:26f1a255-s.jpg]

こんな感じ。

ではこれを使ってどんな活動ができるのか。


1.単語を使って疑問文を作る(初級)

例えばAmerica という単語カードを引いた場合は、

Do you want to visit America?

Have you ever been to America? 

など

こういう風にできるだけたくさんの疑問文を作ります。

英語で質問をする練習です。

レベル的に少し余裕がある場合はその単語に関してお互いが質問をして会話を行います。


2.単語を使って即興で例文を3つ作る(初級)

疑問文から肯定文に変わるだけで1とやり方は同じです。

さっきの例のAmerica だと


I went to America last year.

I want to visit America.

America is a big country.


のような感じです。疑問文だとだいぶ選択肢が限られてきますが、普通の文だと無限に作ることができるので少しだけ1よりは難易度が上がります。

英会話初心者が口から英語を発することに慣れるための練習です。


なんとか3つ作れるようになってきたら制限時間などを設定して会話に必要な瞬発力を上げていくこともできます。


3.単語推測ゲーム(中級)

カードを引いたらそれを相手には見せません。

自分のカードに書かれた単語を英語で説明して相手に何の単語かを伝える活動です。

例えばschool だと


It's a place where students study every day. 


という風に英語で意味を説明します。

もちろんこのように完全な1文でなくても、短い文を区切り区切り使うのもOKです。


It's a place. Students go there every day. They study many subjects there. 


こんな感じ。

こういう活動を通して、英語で物事を描写する力をつけることが目的です。

もし英語で言いたい単語が思い浮かばなくても、このように知っている単語を駆使しながら英語で言いたいことを伝えられるようになります。

単語のレベルを上げたり下げたりすることで各レベルに応用可能です。


4.即興でストーリーを作る(中上級)

カードを3枚引きます。

その3つの単語を最低1度使って架空の物語を作ります。

少し即興ラップに似ていますね笑

もちろん韻を踏んだりする必要もなく、単語を使うだけでいいのでラップほど難しくありません。

America, School, Student 

の3つを使う場合、

I had been thinking of studying in America for a long time, and I finally decided to do so last year. I went to an American school, and I was really amazed and shocked to see that students there were very eager on learning stuff. Now I really think that Japanese students should study harder, or Japan will be left behind from other countries. 


このようなストーリーが出来上がりました。もちろん架空の話です。一部ぼくの考えが反映されていますがお気になさらずに。

この例は少しリアルですが、単語カードの組み合わせしだいではぶっ飛んだ話も作れてクスッとしますよ!

Book England Whale 

あなたならこの3つの単語でどんな話を作りますか?

この活動はまとまった長さの英語を話続けるトレーニングになります。カードの組み合わせでその場で話を繋ぎ合わせながら話すことで創造力もつきます。

慣れてきたら単語のレベルを上げてみたり、単語カードの数を増やしたりして難易度も調整できます。

クスッと笑えるような話を英語でできたら最高!

Let's be creative!


5.その単語について1分間スピーチ(中上級)

架空のストーリーを作るのに似ていますが、少しだけ違います。

これは1分間のスピーチ!どんなことについてもとりあえず1分間英語で話し続けます。

普段からこういう練習をしておくことで、英語スピーキングテストに必要な力もつきます。

どんなしょうもないトピックについてもスピーチらしい雰囲気で話すこと!とくに大袈裟にプレゼンターになりきるぐらいの勢いでやるとかなりおもしろいですよ笑

例えば、カードに書かれた単語がCat だったら。。

猫について1分間スピーチします。真面目に。

これがPotato だったらジャガイモの話を1分間真剣にするわけです。笑えるでしょ?笑

Cat を例にぼくの1分間のモデルスピーチを書いてみますね。


Cats and dogs are often compared, but obviously cats are superior to dogs.

It's fair to say cats are much easier to keep as a pet. Dogs need someone to play with. They can be noisy too. But cats can enjoy by themselves. Most people nowadays are very busy, but you don't have to walk your cat. Moreover, they are quiet unlike dogs because they don't bark.

The best thing of all, cats are so cute and fluffy. They are very therapeutic and smart. Oh, what a lovely animal they are! Im definitely a cat person!



このような感じ!ネコとかについてだと意外と話せますね。トマトについて1分話せとか言われると難しいけどおもしろそう笑

この活動によって、1つのことについてまとまった長さの英語を話す力がつきます。英語で意見を言う練習にも!また、説得力のある話し方もできるようになります。

実際の英会話でも必要に応じて長い文章で話したりできるといいですよね。

特に日本人は一言二言で終わらせてしまう人が多いので。日頃からこういう習慣をつけていると実生活でも役立つはず。

応用として、スピーチに関する質疑応答をしながらディスカッションもできますよ!

カジュアルな英検っぽい。笑

1分間スピーチだけなら一人でもできる良い英会話の練習になります。


単語カードを使ったアクティビティは他にも随時追加していきます。

「こういう活動もあるよー」って人はぜひコメント欄にて教えていただけると嬉しいです!

おもしろいアイディアはどんどんシェアしていきましょう(^_^)