イギリス英語ってかっこいいですよね。発音やアクセントだけじゃなくよく使われる単語までもがユニークでおしゃれ。

これこそ THE イギリス英語!ていう感じの単語をたくさんある中から独断と偏見で10個選んでみました。

「ふーん」って感じでゆっくり楽しんでくださいね。


1.Lovely

これ男女問わず頻繁に耳にします。

「いいね」ぐらいの感じで軽い感じから「すごくいい!」と本気で誉める感じまで幅広く使えます。

Nice とか Great みたいな感じでしょうか。

It's a lovely day today, isn't it?

イギリスの映画やYouTubeなどを見ているとやたらとlovely は使われています。

「ありがとう」というときにも使えます。


2.Cheers

お酒を飲むときに「かんぱい!」ってやるときに使うのはみんな知っていると思いますが、イギリスでは「ありがとう」というカジュアルな言い方としてCheers を使います。

Cheers mate. 

は決まり文句ですね。


3.Fancy

これもめちゃくちゃ便利で本当によく使われている単語です。これを普段から使うことができたら通ですね。

意味は feel like ~ing 「~したい(気分)」にかなり近いです。

とくに一番多い用法として、「ちょっと~がほしいな」みたいな感じで食べ物や飲み物が欲しいときによく使います。

feel like eating / feel like drinking 的な。

純粋にfancy をwant に置き換えると意味はわかりやすいです。

I fancy a cup of tea.  

Do you fancy a beer?


feel like doing 「~したい気分」という風にも使えます。

I fancy going to the cinema tonight.


誰かを好きなときにも使いますが、この場合は若者がよく使うらしいです。

I fancy her. 

Do you fancy the new teacher?



4.Brilliant / Fabulous 

褒めるときに頻繁に使います。個人的にはBrilliant のほうが好きです、なんとなく。

Great! や Amazing! というところで代わりに Brilliant を使えます。

これもイギリス英語を聞いているとかなりの頻度で出てきます。


~短いオリジナルダイアログ~

A: I forgot to bring my notebook. I can't take note. 

B: Not to worry. I've got a piece of paper.

A: That's brilliant!


「イイハナシダナ~」


5.Rubbish 

「ゴミ」という意味。アメリカ英語だとTrash ですよね。

これもかな~りイギリス英語的な単語です。

文字通りの「ゴミ」という意味だけでなく、比喩的にも使えます。

日本語でもクオリティの低い作品や気に入らない人に対して比喩的に「ゴミ」「クズ」などと言いますよね。まさにそんな感じです。

この場合、名詞というよりは形容詞的に使います。

That film was rubbish.

He's rubbish.


Shit 「クソ」は英米問わずよく使われますが、shit と言いたいところを全部rubbish に置き換えられます。

そうしたらイギリス英語らしくなりますね。少しだけ上品?


6.Alright (all right)

「大丈夫」みたいな意味です。これを挨拶代わりに使うことがかなり多いです。

Alright mate?

こんな感じ。

How are you? のカジュアルバージョンです。


慣れていないとどう答えていいか戸惑うと思いますが、How are you? と捉えたので問題ないです。

ちなみに、the same old, the same old. (特にかわりないよ)という答え方もあるそうです。もちろんお互いのことをよく知っている人どうしで使います。

You alright? (How are you?)と聞かれると、

Im fine. や Im great. と答える人が多いと思いますが。

Not bad. (悪くないよ) などと控えめに否定で答えるのも幾分かイギリス人っぽいです。

Can't complain. (文句は言えない→悪くないよ)なんかもイギリスって感じの答え方ですね。


7.have got

これは単語というよりは語法なのですが、いちおう単語という扱いをしておきます。

Have (~を持っている)という意味ですが、イギリス人はやたらとhave got を多用する傾向があります。

アメリカ人なども使う人はいますが、圧倒的にイギリス人のほうがこれを頻繁に使います。

Have you got a rubber? 

I've got my own car. 

He's got a lot of money. 


イギリス英語を話したい人はhave を使いたいところをなるべくhave got にするといいですね~。

級にHave you got~? と聞かれたら慣れていない人は戸惑うかもしれません。


8.Mate

「友達」という意味です。上のいくつかの例文でもすでに何回か出てきています。

アメリカ英語でもbro (brother)っていう言葉をよく使いますよね。

What's up, bro?(よお兄弟!) みたいな感じで。

アメリカンの使うbro とかにちょうどイギリスではmate が対応します。

Alright mate?

Cheers mate.



9.Bother

「~を悩ます/煩わせる」という意味の単語ですが、これもイギリス人はよく使います。

これを使いこなせたらかなりいい感じですね。

うまく説明するのが難しいのでいきなり例文を見てください。

Can't be bothered. (めんどくさい)

煩わせられる(⬅日本語あってる?笑)ことはできない、つまり「めんどくさい」もしくは「わざわざしたくない」となります。

他には、「今日どっか遊びにいこうぜ~うぇーい」と誘われたときに、今はやることが多くて遊びにいく気にはなれないというようなとき

I can't be bothered honestly. I've got loads of things to do at the moment. 


もともと I can't be bothered. ですが1文だけで言うときは1つめの例文のように I を省略することも多いです。

他には、

Oh, bother! 

このように感嘆的に使えます。日本語で言うところの「あーめんどくせー!」

Sorry to bother you. (手を煩わせて/迷惑かけてすみません)

これもよく聞きますね。もっとおおげさに、Im terribly sorry to bother you. などと言ったりします。terribly sorry ってなんか語呂がいい♪


10.Loo

「ルー」と読みます。トイレという意味のスラングです。ただしスラングと言っても決して品が悪いような言葉ではなく、ただのカジュアルな言い方で、かなりの人が頻繁に使います。

フォーマルな場ではtoilet を使った方がいいと思いますが、普段はloo と言うほうが自然かもしれませんね。

I need to go to the loo. 

Can you look after my bag while I'm going to the loo?



ちなみにToilet ですが、アメリカだと

Bathroom を使いますよね。学校でもBathroom で習った人が多いのでは。

イギリスではBathroom よりもToilet のほうが普通です。



どうでしたか?

10個に絞るのはなかなか大変でしたが、これこそイギリス英語というものを独断で決めて紹介しました。

とくに最後の10個めはどうするか悩んだ結果loo にしました。

上の1~10までの単語はイギリスで圧倒的な頻度で使われるものです。

頻度をかなり考慮して、楽しみながら書きました笑

「この単語は10選に入るべきだ」というのがあればこっそり教えてください。

続編もまた書きたいと思います。

とりあえずこの記事で紹介した10個を意識して使ってみたらイギリス英語話者に1歩近づけますよ!




イギリス英語の頻出単語を知りたい人はこれがオススメです。

参考にどうぞ。