英語で話しているときに、〇〇って英語で何って言うのというのがよくある質問。

一見単純そうなこの質問ですが、これがまた意外と答えに困ることが多いものです。

とくにこの〇〇が単語単位ではなく一文まるまるとかだったら尚更。


よく聞かれることがあるんですが、実際に簡単なことでもよく答えに悩むことがあります。


その理由としては、


・英語を話すときにいちいち脳内で「日本語→英語」と変換していない

・そもそもどういう文脈でなのかよくわからない


この2つが主な物で、特に二つ目の「文脈がわからないと何とも言えない」というのが大きいです。


どういうことかというと、この例を見てもらえばよくわかると思います。

某難関国立大学の悪問です。


この問題を見たら、はあ、、ってなりませんか?

まずこれ、あまりにも情報不足すぎて文脈がまったく見えてきません。その結果、日本語ですら下線部が何を言っているのかが意味がよくわかりません。

何を言いたいのかがよくわからないものを、「これって英語で何って言うんですか?」と聞かれると、さあどうでしょうか。

これはなかなかの悪問(質のかなり悪い問題のこと)で少し例が極端ではありますが、これと似たような聞き方をしてしまっている人が多いのも事実です。


他にも例を挙げると、

「微妙」って何って言うの?という質問があったとします。

この場合もすぐには答えられません。何でかというと、文脈がまったくわからないからです。

普通に答えれば、subtle とかでしょうが、

「彼はうまくいくと思う?」「微妙だね~」という場合は、同じ微妙でも大きく意味が違いますよね。

その場合の微妙は「はっきりとはわからない」の意味なので、Im not really sure. などになります。

なので一言に「○○は何って言うの?」というような質問には一概には答えにくいのです。


逆に言えば、「英語で〇〇って何って言うのですか」という質問をするときは、文脈やどういった状況であるかをしっかりと明確にした上で質問すると良いと思います。


ただし、初級者の域を少しでも越えたのであればこのような質問からは少しずつ卒業すべきです。

ここからは英語を話す上での心構えというか、コツのようなことを書いていきます。



1.それって英語でわざわざ言う必要ある?

まずはこれを頭に入れておいてほしいです。

例えば「お疲れ様ですって英語で何と言うんですか」というようなありがちな質問。

このような日本語特有の言葉を、無理に英語で言おうとする必要はありますか?

そもそも日本の文化的なものですよね、「お疲れ様」とかって。

とくに意味もあまりないです。強いて言うなら「さようなら」というような意味でしょうか。それだったらgood bye. とかでいいわけです。

しかもこれ、先ほどの悪問のような良い例です。この「お疲れ様」だって文脈や状況でかなり意図することが変わるはずです。なのでもう一度言いますが、文脈や状況を明示する必要があるのです。

とりあえずは、

なんでもかんでも英語に直訳して話そうというクセはなくしましょう。それだけでずいぶんラクになると思いますよ。



2.言いたい言葉の本質の意味を考える

さきほどの、何でもかんでも英語に直訳しようとするクセをなくす、ということの続きです。


これぞまさにわかりやすい例。

「失う」も「なくす」も本質は同じです。「失う」→「なくす」とシンプルに考える練習をしてください。

以下、例を挙げておきます。


困難→難しい

絶景→美しい景色

おぞましい→怖い

高価な→高い

勤務する→働く

激怒する→めっちゃ怒る


どれも同じ意味でしょう。左からいきなり直訳しようとするからつまずきます。シンプルに考えてシンプルな単語で話そうとしてください。

簡単な単語のみでも案外多くのことは表現できますから。



3.日本語→英語の変換癖をなくす

いちいち日本語で考えるから難しくなります。翻訳ってかなり高度な技術ですよ。そもそも英語力以上のことが必要なので。

英語を話すときに、頭の中で言いたいことを日本語で考えて、それを英語に直していくというような話し方をしていると、どうにかしてその日本語を英語で言おう言おうと融通がきかなくなり、その結果うまく話せないんです。

なので日本語を介するのを完全に辞めます。

英語を話すときは脳内も英語のみです。


もちろん最初は難しいのはわかります。ただ、絶対に慣れてくるので、英語で話しているときは難しくても脳内では日本語を絶対に使わないようにしましょう。

・音読

・シャドーイング

・暗唱

などをしっかりと続けて行けば英語を英語の語順で考えるクセが自然とつきますよ。

音声学習は大事です。

関連記事:音声学習」の重要性と2020年の英語教育改革に立ち向かえる勉強方法。


以上3つのことをぜひ意識してみてください。

英語を話しているときに言えないことがあったら、伝えたいことの本質を考え、シンプルな言葉を使って表現してみる。そしてその後の自主学習の時間で、もっとラクに言える方法があるかを調べる。

何って言うの?と聞く前に、知っている言葉を駆使しながら頑張って伝えようとする姿勢が大事ではないでしょうか。

そうすることで説明する力もつき、英語のスピーキングは伸びていくと思いますよ。