Ken@ken_eigo
Christmasに大阪で買ったイギリス英語の本2冊。左のほうはかなり気に入った。右のほうもまだ少ししか聴いてないけどいい感じ。生のインタビュー音声で訛りもあるけど前作よりも全体的に聞き取りやすい感じ。 https://t.co/CM4QAUDa9M
2017/12/29 12:18:22
この右の方って言っているやつが、今回の記事で紹介する本です。この頃は買ったばかりで偉そうなことを言っていますが、Unit6なんかは鬼のように聴き取りづらかったですw
以前、ドラマ仕立てイギリス英語のリスニングの記事を書きました!そこからだいぶ時間が空いてしまいましたが、今回ようやく「本場のイギリス英語を聞く」のレビューです。
これこそイギリスというような、すごくLovely な表紙ですね。
めちゃくちゃオシャレだと思いませんか?
イギリス英語のリスニングを勉強したい人にオススメのこの本、どんなものなのかを紹介していきます。
観光スポットでの現地生録音
内容は、現地の観光スポットで著者自身がそれぞれのイギリス人のスピーカーにインタビューして、それを録音したものです。
イギリス英語のリスニングを勉強しながら、実際に自分がその場にいるような臨場感があり、ぼくはすごく好きです。
作業中にBGMとして音声をかけ流すのも、まるでイギリスにいるようなオシャレな気分になるのでオススメ!ぼくは仕事中や運転中によく音声をかけ流してイギリス英語の音と雰囲気を楽しんでいます。
もしイギリスに旅行に行く予定があるのなら、この本に出てきた観光地を巡ってみるなど、ガイドブック的にも使えると思います。
難易度は高め!
通常の英語学習教材の音声ではプロのナレーターが学習者向けにはっきり丁寧に英語を読み上げてくれているため聞き取りやすいのに対して、こちらは現地の一般人の生音声のため、アクセントにも個人差があったり、かなり早口の人もいたりして、難易度は高めです。
もちろんいい淀みもあるし、急にexcite して速くなったりもします。
音声の難易度的には上級者向けと言えますが、しっかりとスクリプトもあるので、中級者でも楽しみながら問題なくイギリス英語のリスニングのトレーニングができます。
これが生のリアルな英語なので、たくさん聞いてこの速さに慣れておけば、英語試験のリスニングはかなり楽に感じるようになるんではないでしょうか。
イギリス英語話者といっても、全員がきれいなRP(標準発音)を話すわけではありません。それどころか、RPを話す人は一握りです。色んなアクセントにも慣れたいですね。
Unit 3 のビートルズ・ツアーで登場するスピーカーは、まさにロンドンの下町訛りです。色んなイギリス英語が聞けるのがこの本の醍醐味だと思います。聞いてて全然飽きないんですよね♪
本の構成
全部で12のUnit があって、1つのUnit の中には3つのSection に分かれています。
3つのセクションはすべてインタビュー音声で、それぞれ繋がっておらず、独立しています。言い換えると、それぞれのセクションでは他のセクションとは異なる1つの質問に対して答えて話している音声が掲載されているということです。
3つのSection × 12Units = 36個ぶんのSection が収録されているので、量に関しても満足です。
そして、各Unit の最後にExercise が見開き1ページぶんついてあり、個人的にこれはお気に入りです。
インタビューで出てきた表現で役立つものが1つのExercise で4つピックアップされており、( )内を色んな単語に置き換えながら話す練習ができる作りになっています。
リスニングした後に、ちょっとしたスピーキングのトレーニングができます。
インタビューからピックアップしている文のセンスもいいと思いますね。
とりあえずたくさん聞く!
スピーカーのそれぞれ個性がしっかり出ていて、人によっては強いアクセントがなかったり、あまり速い口調ではなく聞き取りやすかったり、またその逆の場合ももちろんあります。
また、収録されているインタビュー音声は全体の一部分を切り取ったものなので、背景知識も文脈もあまりない状態で唐突に始まります。1回で完全に理解するのは簡単ではありません。純粋に英語そのものもスピーカーによっては聞き取りにくいこともあります。
なので1回で完全に理解できなくても落ち込む必要はないです。純粋に楽しむ気持ちで取り組むのが一番いいです。
スクリプトを確認して何回も聞いているうちに、自然に耳にすんなりと入ってくるようになった!という状態になるのが理想ですね。たまり気負う必要はありません。
とにかくたくさん聞いて、イギリス英語に慣れ親しみましょう。
英検1級のリスニングにも最適!
英検1級のリスニングでは、最後にインタビューのパートがあります。このパートでは、他のパートとは違って訛りもある生の英語音声です。
スピードもけっこう速いですし、話者はアメリカ人に限らずイギリス人やオーストラリア人のこともあります。最近ではイギリス英語の話者が多い傾向にあるというのをどこかで見聞きした気がします。
このパートはなかなか対策が難しいところなのですが、「本場のイギリス英語を聞く」は生のインタビュー音声のため、それの対策にも最適でしょう。
純粋にこの本の音声の速さに慣れておけば、テストだけでなく通常のリスニングにかなり役立ちます。
まとめ
「本場のイギリス英語を聞く」に関しては以上となります。どうでしたか?
YouTubeなど最近では生の英語を聞く機会が増えたものの、こういった色んなイギリス英語の話者の生音声がぎっしりまとまった本の存在は貴重じゃないかなと思います。
リスニングを強化したい人にはかなり良いトレーニングになりますし、もちろんぼくのようなイギリス英語ファンには最高の本の1つです。
しっかり聞き倒したらBGMとしても活躍してくれますよ。まるでイギリスにいるようなオシャレな気分が味わえるのでぼくはこれが好きですね~。
ワクワクしながらリスニングの勉強にもなる。ぜひこういう教材が増えてほしいと思います。
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