英語を独学で身に着けた人には、洋書をたくさん読んできた人が多いです。

そうした理由から、洋書の多読が英語学習の一環として人気なのですが、問題となるのが「自分のレベルにあった本を見つけ出すのがなかなか難しい」ということ。

簡単そうだと思っていざ読み始めると、自分のレベルに合っておらず話がなかなかわからない。

これだと読み進めるのがストレスになり、学習効果は低いです。

洋書を読むのに大事なのは、自分のレベルにあったもの(スラスラと読めるぐらいのもの)を楽しく読むということです。

そこで、アマゾンで難易度別に洋書を探すことができます。これはまじで便利!



このリンクから洋書を探すと、難易度がわかるので、ぜひ見てみてください。

難易度は、Lexile指数で表されます。以下Amazonのページから引用。
Lexile指数は、英語の読解力を客観的に測定するツールとして開発された指標で、英文に使われている単語数や難易度、構文の複雑さなどを総合的に数値化したもの。本の場合はその難易度を、人であれば「読む力」を示す。指数は「0L」から10刻みに上がり、難解な専門書は「2000L」を超える。アメリカでは教育現場で幅広く活用されているほか、世界165か国で使用されている。

英語学習者で中級レベルの人は、600~795Lのレベルの物が、困難なくスラスラ気持ちよく読める、でも簡単過ぎて退屈することもない、多読にちょうど良いレベルだと思います。

ちなみに600~695Lのレベルでオススメなのはこちらです。

Holes
Louis Sachar
Yearling
2000-05-09


ツイッターの英語学習者のコミュニティの間ではけっこう知られている人気の本です。

そして、700~795Lでオススメはこれ。

Wonder
R J Palacio
Corgi Childrens
2013-01-03


Wonder も英語学習者の間でかなり人気の本です。ちなみにかなり読みやすい。

関連記事:Wonder が英語学習におすすめな理由

どちらも読みやすいだけでなく、内容的にも興味深いのでオススメです。

やはり多読にぴったりな初級~中級者に取り組みやすい洋書として有名な本はこのレベルに収まっているものが多いですね。

というわけで、600~795Lを難易度の基準にして洋書を選ぶことをオススメします。

自信のない人はそれより下から、自信のある人は1000Lぐらいの物を読むといいです。

1000Lぐらいから自己啓発本は実用書が増えてきます。

以下がLexile指数とアメリカの学生の読解レベルの比較の目安です。またしてもAmazonのページから引用。参考にしてください。
200~295L アメリカの小学1~2年生の読解レベル
400~495L アメリカの小学2~4年生の読解レベル
600~695L アメリカの小学3~6年生の読解レベル
800~895L アメリカの4~9年生の読解レベル
1000~1095L アメリカの6年生以上の読解レベル
1200~1295L アメリカの11年生以上の読解レベル

もう一度繰り返しますが、多読をしたい英語学習者には600~795L(アメリカの3~6年生レベル)の洋書がオススメです。

洋書を読みたいけど何から読めばいいかわからない人は、先ほど紹介した2冊の本

HoleWonder をオススメします。

さらに、それと同じぐらいのレベルの洋書でオススメなのは、こちらです。

Who Moved My Cheese
Spencer Johnson


世界的なベストセラーのビジネス書で、内容は主に「変化」です。すごく良いのでオススメします。ぼくのお気に入りです。

学生も仕事をしている人にも役立つ実用書ですが、実用書にも関わらずかなり読みやすいという珍しい本です。



ついでなので他にもオススメを紹介します。



関連記事:A Street Cat Named Bob(ボブという名の猫)は初心者にオススメの洋書!

映画にもなりましたね。ぼくの読んだ感じだと、この本はおそらくWonder と同程度の難易度でした。おそらく700~795L だと思います。もしくは若干上の800~895L

どちらにしろ読みやすいのでぜひどうぞ。そして、これも個人的にお気に入り。



8個のそれぞれまったく別の話があります。本を1冊読んでて途中で飽きてしまうような人でも、それぞれの話がすぐに完結するので飽きることなく読むことができますよ!難易度はかなり低め。多読に相性が良いです。

関連記事:英語中級者にオススメの洋書!ENGLISH SHORT STORIES を読んでみた感想と内容!


オーディオブックも超おすすめ!

オーディオブックとは、もとの本をプロのナレーターが朗読してくれている音声を聞いて、耳から読書ができるものです。多くの洋書がオーディオブック版もあるので、読むのがしんどい人や忙しい人はオーディオブックのみでも本の内容が楽しめます。

英語学習に活用したい人は、実際の紙の本(もしくはkindle)とオーディオブックを併用することで、リーディング・リスニング・シャドーイングなどが全てできます。かなり学習の幅が広がりますよ。

関連記事:英語学習にはオーディオブックが超オススメ!Audibleの使い方と活用法を紹介するよ!


最後に

とりあえず英語で本が読みたいけど何から読めばいいかわからない、という人はぼくがこの記事で紹介した本から始めるとまず間違いないと思います。

初めから自分の興味のある本を難易度を参考に探すのも良いでしょう。とにかく本選びがラクで楽しいものになりましたね。